路面電車の屋根に室外機が… 車両の冷暖房にまさかの家庭用エアコン、なぜ導入
家庭用と「まったく同じ」
——エアコンはどうやって動かしているのでしょうか?
(パンタグラフを通じ架線から得る)電車の動力用電源600ボルトを、室内灯用電源100ボルトに変換する装置を搭載しており、その装置からエアコンに100ボルトの電気を送っています。操作方法は家庭用エアコンとまったく同じで、リモコンにて行います。
——ほかの車両にも導入していくのでしょうか?
現在行っている実証実験で、良い結果が得られれば検討したいと思います。
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とさでん交通によると、この家庭用エアコンを搭載した電車は2017年11月から運行。冬には暖房を使用したといいます。今後、夏の冷房時における動作などを確認していくそうです。
ちなみに、14両ある200形電車のうち、2両は車体を交換したときに電車用の冷房装置が導入されています。しかし冷房のない車両については、夏季には車両の内外に「申し訳ございません この電車は冷房車ではありません」とのお詫び文が掲示されたり、車内でうちわが配布されたりしています。
「電車の行先のひとつが『ごめん』(南国市の後免駅)なので、夏にはお詫び表示と行先表示で二重に謝っている感じになりますが……」(とさでん交通)という200形電車、エアコンの導入が進めば、行先表示の「ごめん」だけで済むようになるかもしれません。
【了】
全く同じなら車内の写真も見たかったなぁ
冷房能力が足りるのかが心配です。バス用冷房装置を別モーターで回して冷房する方が良いような気がしますがね。
業務用200Vのエアコンの方が良いと思うのですが、室外機が大き過ぎるのかな?
室内灯用の100V電源容量に余裕があって(作れて?)良かったね、200V電源があれば200Vエアコンでもよかったんだけどね、ってだけじゃないの?
見た目が正直言って陳腐感を持たせるが逆にこの特徴を活かせればいいが。
旧式車両で残りの稼働年数が10年程度ならば家庭用の機械をつけるのもあり。
他の人が指摘しているように200Vのエアコンのほうが性能的に余裕があると思うが100Vで大丈夫だろうか。
見た目的には、屋根上ではなく運転席前に室外機置いて、利用客に「冷房車だよ~」とアピールするのも面白そう。
なぜ車内の写真がないのか。
走行振動による不具合がなければ、走行風で家より放熱良さそうだし、室外機の空気抵抗が問題になるほど走行速度高くないのだろうし、維持費含めコスパも良さそうだし、アリだと思う。
フィリップスの広告が邪魔で、最後まで読むのをやめた。