南海高野線の不通区間、31日再開 上古沢の列車交換設備移設で一部ダイヤ修正

台風災害により運転見合わせが続いていた南海高野線・高野下~極楽橋間の運転再開日が決定日。上古沢駅の列車交換設備が移設されたことにより、橋本~極楽橋~高野山間ではダイヤ修正が実施されます。

2017年10月、台風で被災

 南海電鉄は2018年3月22日(木)、台風災害により運転を見合わせていた高野線の高野下~極楽橋間について、復旧工事完了の見通しが立ったことから、31日(土)に運転を再開すると発表しました。

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難波駅側から見た上古沢駅の線路全景(画像:南海電鉄)。

 2017年10月、台風21号による大雨の影響で、上古沢駅(和歌山県九度山町)で土砂流出が発生。その後の地盤調査で、幅約60m、斜距離約100m、深さ約23mにわたって地滑りが発生したことが判明しました。

 高野線は現在も高野下~極楽橋間で運転を見合わせており、バスやタクシーによる代行輸送を実施中。復旧工事では、南海電鉄が和歌山県の支援を受け、法面に2列のアンカー工を施工し、線路に近い法面上部の地滑りを安定させたといいます。

 また、列車の行き違い設備を、地滑りが起きた上古沢駅から、隣の下古沢駅に移設。これにより運転再開の際は、高野線の橋本~極楽橋間と、高野山ケーブル(鋼索線、極楽橋~高野山間)でダイヤが一部修正されます。新しい運転時刻は、23日(金)から南海電鉄のウェブサイトに掲載される予定です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 下古沢駅は昔のある時期に交換駅から棒線に格下げされたものを今回復活した、ってことでしょうか。写真のホームは左右どちらも年季が相当はいってる感じですね。