現役の車掌と運転士が講師! 「電車まるごと勉強会」東武博物館をたっぷり貸し切り(写真53枚)
車掌と運転士のかばん、中身の違いは?
この日限りの「展示品」もありました。車掌や運転士は普段使用しているかばんを1セットずつ持ってきており、長机の上に展示。その中身の一部を、実際に手に取って見ることもできました。
車掌かばんの内ポケットには、シャワーキャップのような形の透明のビニールが入っていました。これは雨の日に、メッシュ素材になっている帽子にぐるりと被せて雨に濡れるのを防ぐものだといいます。
また、縦10cmほどのプラスチック板に、丸いボタン3つとひし形ボタンがひとつ付いた物がありました。何の装置か質問した参加者に、現役の乗務員は「駅で発車メロディを鳴らす際に使う『リモコン』です」と回答。発車メロディは、ホームに設置されたボタンを操作して鳴らすこともありますが、東武スカイツリーラインなどでは、リモコンで操作しているといいます。
なお、運転士かばんの外側には、ブレーキハンドル専用のふた付きポケットが付いています。運転士は、ブレーキハンドルを1人につき1個ずつ所持しているとのこと。ブレーキハンドルを必要としない車両もあるものの、業務時には必ず持ち歩いているそうです。
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