伊豆観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」乗車レポート! 特等席に生演奏、横浜から下田へ(写真51枚)

東急・伊豆急が送り出した豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」に乗って、料理に眺望、「音旅演出家」による車内生演奏と、その旅を満喫! あっという間の3時間、映像でその魅力をお伝えします。

走る列車内で「音旅演出家」によるバイオリン生演奏!

「ザ・ロイヤルエクスプレス」の旅をご紹介! 横浜駅から伊豆急下田駅まで、あっという間の3時間(11分49秒)。

 伊豆急行2100系のうち、「アルファ・リゾート21」として活躍していたカラフルな電車が、JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治さんの手によりリニューアル! シックなロイヤルブルーカラーに生まれ変わり、2017年夏にデビューしたハイグレードな観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス(THE ROYAL EXPRESS)」に2018年4月、横浜駅から伊豆急下田駅まで乗車。約3時間のゆったりした鉄道旅を楽しんできました。

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東急電鉄と同グループの伊豆急行により運行されている「ザ・ロイヤルエクスプレス」(2018年4月、恵 知仁撮影)。

 一番感激したのは、「ななつ星in九州」でも活躍された「揺れに一番強いバイオリニスト」大迫淳英さんの生演奏! この「ザ・ロイヤルエクスプレス」で、観光列車というより豪華クルーズトレインに近いハイグレード感を味わえるのは、この演出があるからこそだと思います。

 今回乗車した「ザ・ロイヤルエクスプレス」はメディア向けに運行されたもので、途中、3号車の「マルチカー」において、大迫さんによるミニコンサートが開催されました。

 1曲目『愛の挨拶』の有名な旋律が流れた瞬間に心を掴まれ、最後に演奏された『THE ROYAL EXPRESS』のテーマ曲では、鳥肌が立つほど。ヴィヴァルディの『四季』より『春』『みかんの花咲く丘』など、季節や伊豆の歴史を感じられる選曲も、乗客に寄り添ったものだと嬉しくなりました。

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「アルファ・リゾート21」時代の伊豆急2100系電車(2007年、恵 知仁撮影)。
「ザ・ロイヤルエクスプレス」乗降口には青いじゅうたんが。
車内で演奏する「揺れに一番強いバイオリニスト」大迫淳英さん。

「アーティスト」ではなく「乗務員」と言い切る大迫さん。すれ違うたびに目を合わせて「ニコッ!」としてくださるのが印象的。食事中にも声をかけてくださり、この列車でお料理を監修されている河野美千代さんの料理店「方寸」さん(大分市)とのエピソードなど、気さくにお話ししてくださいました。

 この「ザ・ロイヤルエクスプレス」、運行からまだ1年弱にも関わらず、3度も乗られているリピーターさんもいらっしゃるとのこと。車両やお料理の魅力もさることながら、乗務されている「人」のファンである方もきっと多いことと思います。私(小林未来:現役レースクイーン)も2017年夏のイベントで大迫さんの演奏を聴いてから、必ず「ザ・ロイヤルエクスプレス」に乗ろうと決めていました。オンリーワンの魅力は、やはり「人」が創るものだと感じました。

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