外環道「千葉区間」の全貌 50年かかった最新の高速道路、高架に掘割、地下JCTも(写真22枚)

地下JCTから一気に高架へ 高速道路「初」も

 京葉道路と接続する京葉JCTは、地下の外環道本線から地上の京葉道路へ通じるランプウェーが分岐します。このJCTは8方向の行き来が可能な「フルJCT」となる予定で、地下にランプウェーが張り巡らされており、一部はシールドマシンで掘りぬかれています。ただし、外環道の高谷JCT方面と京葉道路の船橋IC方面を結ぶ2本のランプウェーは、これから建設されます。

 市川南ICから高谷JCTにかけて上り坂となり、地上に出て再び高架になります。終点の高谷JCTでは、東関東道と首都高湾岸線よりも高い位置から両道路に合流していくため、ランプウェーの地上高は最大で35mにも及ぶとのこと。加えて、外環道に並行する一般道の国道298号と、東関東道および首都高湾岸線に並行する国道357号も相互に接続しているため、いくつものランプウェーが折り重なるように通っていて、このJCT部だけで200基近い数の橋脚が林立しているそうです。

 このように多彩な構造が見られる外環道の千葉区間は、道路施設も最新型です。前出の市川南IC~高谷JCT間など、勾配が急なために車速が低下し渋滞の発生につながる箇所には、青い光の流れでドライバーを誘導する「ペースメーカーライト」が設けられているほか、地下区間の入口などには「警告灯照明」も採用されています。これは、前方で火災などが発生している場合に、掘割やトンネル全体を赤い警告灯で照らし、ドライバーに危険を知らせるというもの。また、掘割区間では1kmごと、京葉JCTのランプ部では60mごとに、地上へ通じる非常口も設けられています。

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高架区間の遮音壁は一部透明になっている。
京葉道路へのランプウェーが地下で分岐する京葉JCT。
東関東道および首都高湾岸線と接続する高谷JCT(2018年5月15日、中島洋平撮影)。

 ちなみに、将来的には松戸IC~市川北IC間に、成田方面へ通じる道路が接続する予定です。仮称「北千葉JCT」として、その道路が分岐するためのスペースが設けられています。ただし、この道路はまだ事業化もされていないそうです。

※一部修正しました(2018年5月17日)

【了】

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コメント

11件のコメント

  1. 外環道千葉区間開通した。
    問題は京葉道路の市川JCT〜宮野木JCTが混むから料金を調整して東関東道に流さないといけませんね。
    東関東道は宮野木JCT〜高谷JCT間は大都市近郊区間から外した方が良いかもね。

  2. その成田に分岐する北千葉道路、 俺が生きてるうちに出来るかな?

  3. 何をするにもおそすぎる日本。なぜこうなったのか、記事化してください。
    他国なら何年でできるとか。

    • 国内ですら状況も違いまして政治体制そのものが違う国外と比較なんてできないと思うが

  4. 50年。
    バカじゃないの。
    障壁となってたものに対して甘すぎるんだよ。
    恥を知れ。

  5. 完成するまでがあまりにも遅すぎますね
    いったいどれだけの額の経済損失が生まれたのか
    首都を囲む環状道路がいまだに中途半端で完成していないとか
    こんな国世界中見ても珍しい。

    • 千葉については成田空港問題で土地収用委員会の委員の家が襲われるとかで、長らく委員会が存在せずに土地収用ができず、文句を言う地主が一人でも居たら進まない、とかじゃなかったっけ
      むしろ東名区間ともども永遠に開通しないと思ってた

  6. >高速道路で初めてという「警告灯照明」も採用されています。
    この前開通した新名神と何が違うの?
    あっちも渋滞のときは黄色点滅、事故の時は赤点滅してるやんか。

    • ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。

  7. ダムの時には「40年経ってもできないんだからいらない」と報じるマスコミ諸君、嬉々として開通を報じるんじゃねーぞ

  8. 京葉JCT(市川JCT)のランプには⚪︎×式のトンネル用信号機があります。