しなの鉄道、新型車両26編成を導入へ まず「有料ライナー」用から

有料ライナーの座席は「クロス」「ロング」転換

 車両は2両×26編成を導入。収益性を考慮し、初年度は有料ライナー対応型の車両を3編成導入する計画です。

 有料ライナーは現在の快速列車の一部を変更するなどして朝夕に運行。土休日も観光用として使用する予定です。座席は向きを転換できるタイプで、有料ライナー時は、2人掛けの座席が進行方向を向いたクロスシートで、一般列車時は窓に背を向けて座るロングシートで使用されます。ライナー用車両の定員は228人、うち座席定員は80人です。

 一般車両はロングシートと4人用のボックス席(クロスシート)を組み合わせて配置。定員は270人で、うち座席定員は100人です。座席間隔は115系の430mmから、新型車両はライナー用車両、一般車両ともに540mmへと広がります。

 車両更新の総事業費は約110億円です。このうち車両購入費などの106億8000万円は、国としなの鉄道が3分の1ずつ、長野県と沿線市町が6分の1ずつを負担します。車両付帯設備費の3億8300万円はしなの鉄道が全額を負担します。

 導入初年度は、2019年4月に車両を発注し、2020年3月以降に納車、試運転を実施。2020年7月ごろに営業運転が始まる予定です。

【了】

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コメント

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12件のコメント

  1. ライナーを入れるなら全て転換クロスの方が良いが。
    そうすれば楽に座るし、ライナー運用にも使えるからな。

  2. あいの風とやま鉄道の場合は新車はすべて転換クロスにして、有料のあいの風ライナー運用にも入れて全く問題ないってのに。
    JR東が転換クロスの運用実績がないもんだから車両設計上、転換クロスの導入に及び腰と言えば説明はつくが…

    • いやむしろ説明つかないようなw
      なぜあいの風と同じにしなきゃいけないのかが良く解らないですね

    • 別に転換クロスに拘らなくても。現115系3両を新車2両編成で置き換えなんで、ロングに転換して立ち席定員増やせる様にしておきたいんでしょ。

  3. クロスもロングも座れる人数同じなのにめんどくさい機構を入れるんだね。
    ずっとクロスのままでいいじゃない。
    関西圏の混雑でも終日クロスでいけてるんだから、しなの鉄道界隈なら混雑を過去なすることもないでしょうに。

  4. 新車大量導入とはよくそんな金あったなと思ったら、購入は全額補助か
    中古車だと補助金出ないから新車ということなのかな

    • 神戸電鉄ですら新車導入に補助金活用する時代だからなぁ…

    • 全額ではないよ。

      > 国としなの鉄道が3分の1ずつ、

      あとは地元自治体(株主?)。

  5. ついでに碓氷登板機能も付けりゃええのに

  6. 信越本線(篠ノ井~長野間)乗り入れ止めれば転換クロス入れたりとか遊べるんでしょうけどね。
    (距離短いのに関西空港線に近い輸送密度の区間なので三セクの短編成ではいかんとも…)

    それ以前に転換クロスの同じ車両でライナー運用にも入れるというやり方は中央西線の今は亡き313系セントラルライナーという前例があるので難しいかと。
    (待てば無料で同じ座席に座れるなら余計なお金は払わないでしょ?)

    ちなみに、折り返しで乗客が転換クロスでバタンバタンとやるのが気に障るのは西と東の感性の差でしょうか…。

    • 京急は自動化してたような。

  7. なんだよりによってまたJRと同じにしちゃうなんて 完全に維持は委託してもらっている様なもんだから仕方ないのか 確かに今は鋼製よりステンレスだがもっと感受性に感化してほしいもんだ