「原付2種」免許の教習日程短縮へ 「世界標準」の125cc乗りやすく 「日本独自」50ccの今後は

教習料金はいくら? メーカーも原付2種を強化、1種の今後は

 教習にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。平和橋自動車教習所では、AT小型限定で11万5000円程度だといいます。「これが普通二輪になると15万円台前半、普通二輪のAT限定ですと13万円台前半なので、実質2万円くらいしか変わりません。それでも、『これしか乗らないので』といってAT小型限定を取る人が増えています」とのこと。

 なお、MTの小型限定は教習料金12万3000円程度で、教習時間も2時間プラスになるそうですが、MTも受講者が増えているといいます。平和橋自動車教習所は、「原付の一回り大きいくらいというサイズに安心感もあるのかもしれません」と推測します。

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スズキ「アドレス125」。平和橋自動車教習所でAT小型二輪の教習車として採用されている(画像:スズキ)。

 メーカーはどのように考えているのでしょうか。

 ホンダは、50ccの原付1種だった小型バイクの代表格「モンキー」を125ccクラスの原付2種で復活させるなど、「ご要望にお応えして125ccクラスを増やしています」とのこと。原付1種については30km/h規制、二段階右折などの規制が不便であり、原付2種の普及は「快適性の向上につながる」として、今回の教習日程短縮にも期待感を示します。

 一方の原付1種は、排ガス規制への対応などもあり、車両価格も上昇傾向にあります。生産量が減っていることを背景に、2018年3月にはホンダからヤマハへ向けた原付1種スクーターのOEM(相手先ブランド)供給も始まりました。両社は二輪分野において長年ライバルと目されていたこともあり、これには平和橋自動車教習所の担当者も驚いたといいます。

「原付1種は規制も車両規格としても日本独自で、125ccが世界のスタンダードです。生産ボリュームや販売価格を鑑みても、原付1種は特殊なマーケットになりつつあるかもしれません」(ホンダ)。

 ちなみに、今回の道路交通法施行規則改正に際してのパブリックコメントには、「普通自動車免許保有者については(原付と同様に)原付2種も運転できるようにしてほしい」という趣旨の意見もありました。これについて警察庁は、原付2種は普通自動車と同様の速度による走行や二人乗りが認められているなど、1種とは規制が異なり、運転に高度な技術を要するため困難であるとしています。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. 普通自動車の免許で原付二種を運転できる様にと声をあげてる人が多いけど、私はこの様に講習を短縮する方法の方がいいと思う。
    乗ったことがある人ならわかると思うけど50ccと125ccとでは車体の重さ、パワーが全く違いすぎる。だから講習なしでは事故の可能性が上がる。
    そもそも50cc以上に乗りたいなら、免許を取ればいい話。
    免許を取りに行くのがめんどくさい、費用が掛かる等の身勝手な事で法律を変えてたら法律の意味がなくなってしまう。
    時代によって法律は改正するものだけど、この件は全く関係ない。

  2. 車は車枠を完全無視した総重量や積載量で免許の区切り、バイクは排気量なの?
    昔SR500に乗ってたけど中型のSR400と排気量以外の諸元は同じだったけどね。
    ホンダのGLだって中免用にエンジンの行程短縮して400にしただけのナナハン並みの重量だったろうに?
    あの手この手で制度変えるのもよろしいけど交通社会に放った後の事考えてる?
    まあ原付二種の車枠は自動車専用道を走れるか否か?の車枠で分かりやすいけど?

  3. 新規参入、場当たり的な規制緩和
    ドライバー不足で二種免の敷居下げたり、免許歴だけで発生する次への受験資格、ツアーバス事故のように事故って頭をもたげる運転歴論議
    学習能力ねーの?未だに

  4. あと5年もたてば電動バイクのシェアが半数を超えたりして排気量によるクラス分けとかの制度が崩壊するんだろうな