東関東道から首都高C2に向かう車が減少 外環道千葉区間開通でルート選択に変化

外環道千葉区間の開通を受け、ナビタイムジャパンがその効果を分析。首都高C2中央環状線への流入車両が減少、外環道に並行する千葉県道1号の所要時間が短縮していることが分かりました。

並行する県道は所要時間が短縮

 ナビタイムジャパンは2018年6月11日(月)、外環道・三郷南IC~高谷JCT間(千葉区間)の開通による効果を分析した結果、東関東道千葉方面から首都高C2中央環状線に向かう車両が減少したと発表しました。

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外環道千葉区間開通後の、東関東道・湾岸市川IC付近から都心方面への進行ルート(画像:ナビタイムジャパン)。

 6月2日(土)に外環道の千葉区間が開通し、関越道、東北道、常磐道、京葉道路、東関東道が外環道によって結ばれました。

 開通前(2018年5月28日~30日)、東関東道の湾岸市川IC付近から東京方面へ進む車両のうち、首都高C2中央環状線に向かう車両は16%でしたが、開通後(6月4日~6日)は13ポイント減の3%に減少。東北道方面に向かう車両は外環道経由にシフトした傾向が見受けられるといいます。

 外環道千葉区間に並行して南北に走る千葉県道1号市川松戸線(松戸街道)は、開通後は所要時間が短縮傾向に。平日朝6時から9時までの、外環道・松戸IC付近から市川広小路交差点(国道14号)までの所要時間は、開通前の最大30分程度から、開通後は最大10分程度に短縮されているとしています。

 この分析は、ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリから取得した車両走行実績データをもとに、同社の道路交通分析システム「道路プロファイラー」を用いて、開通前後の各平日3日間を比較したものです。同社は今後、目的地検索結果などのデータも活用し、より詳細な分析を進めていくとしています。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. この記事の書き方だといまいち凄さが伝わらないな~

    外環が開通したことによって、千葉方面から中央環状線に向かう車両が、
    ”81.25%も減少”したんですよ!

  2. 記事ではかようの如しだけど、じっさいC2の東半分はドライバー目線で流れが良くなったのか?

    • C2東側の全体の交通量変化は私も判らないが、外環開通で減る事を前提に小松川JCT作ってるのだろうから、減ってくれないと困る。