人気集める着席サービス列車 東武「TJライナー」が10周年 好評で増発、乗車1100万人(写真25枚)

東武東上線の座席定員制列車「TJライナー」が、運行10周年を迎えました。運行本数は当初の約2倍になり、上り列車の運転も開始。東武鉄道によると好評で、約10年で1100万人が乗車。ほぼ満席になる日もあるそうです。

東武から関東では広まった、マルチな座席

東武東上線の着席サービス列車「TJライナー」10周年。「中の人」登場の出発式(1分4秒)。

 着席サービスを提供する東武鉄道の座席定員制列車「TJライナー」が2018年6月14日(木)、運行開始から10周年を迎えました。

「TJライナー」は東京都の池袋駅と埼玉県の川越、森林公園、小川町駅方面を結ぶ東武東上線の列車で、平日の朝に上り列車(池袋方面行き)が、平日と土休日の夕方から夜は下り列車が運行されています。

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池袋発18時の小川町行き「TJライナー1号」で実施された出発式(2018年6月14日、恵 知仁撮影)。

 10周年のこの日、池袋駅では「運行開始10周年記念ヘッドマーク」を掲出した「TJライナー1号」(池袋18時00分発、小川町19時00分着)の出発式が行われ、豊島区立池袋本町小学校、池袋第一小学校の10歳の子どもたちが出席。乗客へ記念品(特製ボディーシート)を配布しました。

 この「TJライナー」に使われている東武50090型電車は座席が特徴的で、レールと平行な長椅子状態の「ロングシート」と、2人掛けで進行方向を向く「クロスシート」とを変化させられる「マルチシート」を採用。通常はロングシートの一般列車、朝晩はクロスシートの有料着席サービス列車といったように、状況に応じた使い方ができる車両です。

 関東でこうした車両を導入したのは東武鉄道が初。同社に続いて、同様の車両を関東では西武鉄道と京王電鉄が導入したほか、東急電鉄も導入を予定しています。

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5件のコメント

  1. TJライナーは好評な一方、S-trainや京王ライナーは不評だ。
    どちらも設備の割に高いのが理由だろうな。

    • 京王ライナーは最近好評ですよ。
      元のレベルが低いからね。

  2. TJライナーの、壁横の窓が無い席に当たるのが嫌。

  3. TJライナーのせいで池袋駅はひどい混雑。しかもその中にスピードを落とさずに電車が入ってくるので非常に危険です。1時間に2回、急行や準急の乗客を待たせる変則ダイヤのせいです。
    しかもTJライナーに絡みの人身事故も多い。東武東上線の事故率は非常に高い。
    増発というのは冗談であってほしい。

  4. 次期ダイヤ改正から東武東上線?TJライナーを終日、通年全車両座席指定で大増発最大1時間に2本で運転、そして東武東上線専用車両はTJ系シリーズへのバトンタッチを目指せるようにしたいと思います。