「リムパック2018」はここに注目! 米海軍主催の合同軍事演習、その概要と要点

「リムパック」とは、米海軍が主催し多くの国の海軍などが参加する、2年に1度の大規模な軍事演習のことです。2018年の同演習には、日本からも海自と陸自が参加します。その目的と、注目すべきポイントを解説します。

不参加の中国が最も存在感を示すことに?

 また、もうひとつの注目点として今年の「リムパック」にベトナムが初参加することと、フィリピンがはじめて「リムパック」に艦艇やヘリコプターを派遣することが挙げられます。

Large 20180626 01
2016年の「リムパック」にて、ハワイの真珠湾に集結した参加艦艇(画像:アメリカ海軍)。

 フィリピンとベトナムはともに、中国と南シナ海で領土問題をかかえていて、この2か国とアメリカやオーストラリア、さらに日本など中国の強硬な姿勢に対抗している国々とが訓練中にどのような連携を行うのかが注目されます。

 とくにフィリピンは、今回の「リムパック」にターラック級ドック型揚陸艦という、ヘリコプターや上陸用舟艇を運用できる艦艇を参加させます。これはフィリピン海軍が2016年に受け取ったばかりの新型艦艇で、艦後部にあるスペースからヘリコプターや上陸用舟艇を運用することにより、海から陸地へ攻め込む海兵隊を上陸させることができます。こうした点から、中国と問題をかかえる南シナ海の島々をめぐる争いが発生した場合に、必要不可欠な機能を備える艦艇ということができます。

 今回の「リムパック」では招待が取り消されたために中国軍は参加しませんが、上記のような注目点から見ていくと、じつは「リムパック2018」における中国の存在感は大きいといえるかもしれません。「リムパック2018」では、対中国という視点がひとつの重要なキーワードになることでしょう。

【了】

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 確かイギリスが1986年から飛び飛びで参加している。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス