新幹線の窓はこう変わった! サービスと効率を反映してきたその大きさ(写真10枚)

窓側を指定して予約しよう

 窓は小さくなりましたが、それでも車窓風景は新幹線の大きな魅力のひとつ。晴れた日に東海道新幹線に乗車する場合は、2列席(D・E席)がおすすめです。特に朝は、3列席(A~C席)側だと太陽が強く差し込み、多くの人がブラインドを閉めてしまうということもあります。

Large 180604 skswindow 09
窓の大きさが座席クラスにかかわらず統一されているH5系。先頭のグランクラス、2両目のグリーン車、3両目の普通車で窓の間隔が異なる(新函館北斗駅)(栗原 景撮影)。

 北へ向かう東北新幹線も、朝は3列席側の方がまぶしいので避けた方が賢明でしょう。車窓風景自体も、日光連山や安達太良山など、東北の美しい山々のほとんどが2列席側から見えるため、D・E席がおすすめです。ただし、夕方になるとD・E席の方に西日が差し込みます。北陸新幹線は、立山連峰が見えるのはD・E席側ですが、日本海や富山湾を見晴らせるのはA席側。九州新幹線は、不知火湾や雲仙をちらりと見られるのはD・E席、博多や熊本の車両基地を見渡せるのはA席側です。

 現在の小さな窓では、通路側の席からはほとんど車窓風景が見えません。車窓を楽しみたい人は、なるべく早めに座席を確保すると良いでしょう。ネット予約でも窓口でも、座席表を見ながら好みの座席を予約できます。

【了】

テーマ特集「【新幹線特集】最新の新幹線事情から運賃・料金、ネット予約、快適移動の乗車術まで徹底紹介」へ

この記事の画像をもっと見る(10枚)

Writer: 栗原 景(フォトライター)

1971年、東京生まれ。旅と鉄道、韓国を主なテーマとするフォトライター。小学生の頃から各地の鉄道を一人で乗り歩き、国鉄時代を直接知る最後の世代。出版社勤務を経て2001年からフリー。多くの雑誌や書籍、ウェブに記事と写真を寄稿している。主な著書に『東海道新幹線の車窓は、こんなに面白い!』(東洋経済新報社)、『テツ語辞典』(誠文堂新光社/共著)など。

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. N700系の窓の小ささは明らかにサービス精神が不足している。ていうか旅行者の景観権を根底から無視しているとしか思えない。
    とくに新幹線は海外からのインバウンド客も多い路線なのに、ライバルの中国高速鉄道と較べて車窓の楽しみがあからさまに見劣りするようでは将来への禍根とすらなり得る。日本人として恥ずかしいレベル。
    昨今の新幹線デザイナーは自分の立ち位置を見失っているのではないかと心配だ。

  2. ローカル線ならまだしも高架とトンネルだらけの新幹線で立派な眺望などそのその期待できないし窓の大きさなどどうでもいいな。

  3. 窓といえばやっぱり栗原さんですね

  4. 車窓展望はともかく、ICEのように窓が大きいと視覚的な圧迫感というか閉塞感が少ないのは確か。
    N700系などシートピッチ1040mmに対して窓幅500mmとなると、窓際の座席しか窓の恩恵を受けない。いっそ窓を座席の真横ではなく列の間に(客室端にも窓を配置して窓数=座席列数+1で)配置したほうが良いのではないかと思えてくる。