ドライバーの眠気、同乗者の有無で変わる? 知っておきたい助手席の作法

ひとりで運転するドライバーに眠気は辛いものですが、同乗者がいて助手席で起きていたとしても、ドライバーの眠気防止にはあまり効果を及ぼさないケースがあります。助手席の人は何をすべきなのでしょうか。

居眠り発生時、助手席の人が「起きてた」「寝てた」ほぼ同数

 信号機がなくカーブも少ない高速道路では、一般道よりも眠くなりがちかもしれません。高速道路の課題研究に取り組む高速道路調査会(東京都港区)が2015年3月に発表したドライバー1000人を対象とするアンケート調査によると、全体の78%が、高速道路を運転中に眠くなった経験があると回答。渋滞のない直線区間などで、眠気あるいは居眠り運転が特に発生しやすい傾向があると見られています。

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運転中に居眠りする人のイメージ(画像:Katarzyna BiaA,asiewicz/123RF)。

 同調査では、高速道路で眠気あるいは居眠り運転が発生した状況の集計結果から、「同乗者(の状況)」という項目もまとめています。これによると、助手席に「誰もいなかった」と答えた人が43%を占めるものの、「眠っていた」28%に対し、「起きていた」は26%と僅差です。この結果をどう捉えるべきか、日本交通心理学会(東京都新宿区)の太田博雄会長に聞きました。

――助手席に同乗者がいることは、ドライバーの眠気防止に役立つのでしょうか?

 コミュニケーションが期待される意味では役立つかもしれません。しかし、隣の人が寝ていればコミュニケーションがなくなるので、ドライバーは脳への刺激が少なくなり、結果として眠くなってしまうこともあり得るでしょう。

――助手席の人が「眠っていた」という人と、「起きていた」という人が僅差ですが、これはどう捉えるべきでしょうか?

 一概にはいえませんが、助手席の人が起きていても会話がなければ、状況は同じかもしれません。これは、ドライバーと同乗者との関係にもよります。気の知れた友人や家族といった緊張を感じない関係性の相手で、かつ会話もない状態であれば、ドライバーがひとりで運転しているのと同じような状態にもなり得ます。

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