「青春18きっぷ」で乗れる便利・乗り得列車【2018夏】 夜行も観光もOK

特急車両や豪華な観光列車にも乗れる

 夜行列車は日付をまたいで運転されるため、「18きっぷ」1日(回)分だけでは利用できないことも。下り「ムーンライトながら」を東京~大垣間で乗車する場合、「18きっぷ」2日(回)分を使うか、日付が変わる小田原駅までの片道乗車券(1490円)と「18きっぷ」1日(回)分を組み合わせて使うなどしなければなりません。また、「ムーンライトながら」は全車両が普通車指定席のため、指定席券を追加購入する必要があります。

 それでも、「18きっぷ」を使った方が安いことに変わりありません。東京~博多間の場合、所定の片道乗車券は1万3970円。これに対して東京~小田原間の片道乗車券、「18きっぷ」1日(回)分、「ムーンライトながら」指定席券の合計額は4380円ですから、所定の片道乗車券より9590円安くなります。

 逆に「18きっぷ」のデメリットを解消してくれるような臨時列車もあります。そのうちのひとつが、特急用の車両を使った快速列車や普通列車。車両運用の都合で普通列車に特急車両を使っているケースはいくつかありますが、臨時列車にも特急車両を使う快速列車や普通列車が多数あります。「18きっぷ」では本来乗れないはずの特急に乗る「気分」を味わえるわけです。

 このほか、観光列車用の豪華な車両を使った臨時列車のなかにも、営業上は快速列車や普通列車として運転されているものが多数あります。蒸気機関車がけん引するSL列車もほとんどは快速列車扱いで、もちろん「18きっぷ」でも乗れます。

 ただし、先に述べた「ムーンライトながら」のように、臨時の快速列車や普通列車は一部、もしくは全ての車両が普通車指定席やグリーン車指定席になっていることが多いです。普通車指定席なら「18きっぷ」だけでなく指定席券の追加購入が必要。グリーン車指定席はグリーン券を追加購入しても乗れません。また、臨時列車は運転日が限られているため、旅程を運転日に合わせて調整する必要があります。

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コメント

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1件のコメント

  1. 今年みたいに、jr西日本の路線が寸断された時に、被災地にボランティア等で行ける方法、呉等、山口、徳山、山陽本線の行き方が教えてください。