「離島の旅」人気は本当か 世界遺産登録でさらに注目? 国も支援するワケ

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録もあり、「離島の旅」に注目が集まっています。政府も新たな振興策を打ち出し、旅行会社も離島の旅行商品を強化していく構えです。離島の旅、どのような魅力があるのでしょうか。

世界遺産登録の長崎だけではない「伸び」

 2018年6月30日(土)、バーレーンで開催されたユネスコ世界遺産委員会において、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産へ登録されることが決定しました。

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長崎港と五島列島の鯛ノ浦港(新上五島町)を1時間40分で結ぶフェリー(画像:photolibrary)

 長崎県と熊本県の本土および離島に点在するスポットから構成される文化遺産ですが、日本の離島地域を含む世界遺産は、これで6件目(沖縄本島を除いた数)です。直近では福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界文化遺産に登録されているほか、小笠原諸島や屋久島といった自然遺産も存在します。

 全国の離島振興を推進する日本離島センター(東京都千代田区)は、「特に世界遺産登録の前後で顕著ですが、雑誌などで全国の離島特集が組まれるなど露出が増え、旅行会社も近年離島の旅に注力していると感じます」と話します。旅行大手の阪急交通社も、今回の長崎および天草地方の世界遺産登録へ向けた動きもひとつの追い風となり、近年全国の「離島の旅」に関する旅行商品の企画・販売を強化しているとのこと。

 阪急交通社の2017年度における「離島の旅」の送客人数は、2016年度に比べて107%増加し、2018年度もその傾向は続いているそうです。伸び率の大きなところでは、長崎の壱岐島で前年度比130%、鹿児島の屋久島で118%、香川県の小豆島・直島で115%、北海道の利尻島・礼文島で111%、それぞれ増えているといいます。

「離島の旅」はどのような点が魅力なのでしょうか。阪急交通社に聞きました。

――どのような点が魅力なのでしょうか?

 島固有の文化や風習、手つかずの自然、食材などでしょう。また、さえぎるものがない雄大な景色といったフォトジェニックな要素も大きな魅力です。当社としては、もともと個人旅行よりも、添乗員が地域の魅力を深堀りしていくツアーを得意としていたこともあり、こうした観光資源をアピールし、地域に滞在しながら体験していくツアーに注力しています。

 お客様からの満足度も高く、「その土地の珍しさが目を引く」「行ってみないとわからない」「もっとアピールしないと」といったお声があります。

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