「日中国交正常化の井戸を堀った」岡崎嘉平太とは 羽田空港で特別展スタート(写真24枚)

羽田空港で特別展「岡崎嘉平太とその時代~日中友好の井戸を掘った人々~」が開催。ANAの2代目社長を務め、日中の国交正常化に多大な貢献を果たしたという岡崎嘉平太さんの足跡をたどります。

国交正常化以前から日中貿易

 ANAホールディングスは2018年7月24日(火)から、特別展「岡崎嘉平太とその時代~日中友好の井戸を掘った人々~」を羽田空港で開催しています。

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ミュージアムに展示されている「全日空」の飛行機模型(2018年7月24日、高橋亜矢子撮影)。

 岡崎嘉平太さん(1897~1989)は、日中国交正常化に多大なる貢献を果たしたという実業家であり、ANA(全日空)の2代目社長も務めました。同展では、岡崎嘉平太さんを中心に、日中国交正常化に尽力した人々の偉業が紹介されています。

 日中の国交が正常化したのは、1972(昭和47)年9月29日。当時の田中角栄首相と、中国の周 恩来総理が共同声明に署名し、その1か月後には中国から日本へ、友好の印として2頭のジャイアントパンダ「カンカン」「ランラン」が贈られ、大きな話題となりました。

 そんな日中国交正常化の“井戸”を掘った男と呼ばれたのが、岡崎さんです。岡崎さんは、日本と中国のあいだに国交がない時期から、政治家の高碕達之助さんらと協力し、貿易を行っていました。国交正常化の10年前、1962(昭和37)年には「LT貿易」と呼ばれる覚書による貿易が開始されています。

 国交正常化の記念式典の際、周総理は、正式には招待されていなかった岡崎さんを個人的に招待。そのうえで、岡崎さんに「中国には『水を飲むときには、井戸を掘った人のことを忘れない』という言葉がある」と伝え、国交正常化の“井戸”を掘ったのは岡崎さんたちであるとし、その労をねぎらったといいます。

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