西日本豪雨で貨物列車の迂回運転 なぜ時間がかかった? 過去の迂回輸送と違うコト

【地図】迂回貨物列車の走行ルート

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名古屋~福岡間を結ぶ貨物列車の迂回ルート。倉敷から伯備線を北上して日本海側の山陰本線を西進し、山口線で山陽本線に戻る(画像:JR貨物)。

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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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コメント

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6件のコメント

  1. と言うことは新しい餘部鉄橋は貨物列車NGだったのかな
    京都から山陰に入った方が経路的には短そうだったんで疑問だった

    • 列車荷重EA17設計なので、
      貨物列車も余裕のはずですよ。

      たぶん貨物駅や運転区の兼合いで、
      このような経路になったのだろうと推測。

  2. 万が一の事が在るからそのまま、今回の貨物免許はそのまま返納せずに維持した方が(大規模災害はいつ起きるのか分からないご時世なので)

  3. 京都から山陰線経由だと、伯耆大山まで貨物駅はありませんが、伯備線経由だと、京都貨物駅・吹田貨物ターミナル駅・神戸貨物ターミナル駅・姫路貨物ターミナル駅・岡山貨物ターミナル駅にも停車できます。

    かつ、現在山科駅側から山陰線に直接入る線路はありませんし、京都貨物駅から山陰線に入る短絡線もありません。京都駅から入るには向日町駅付近→京都駅と2回スイッチバックしなければいけません。

  4. 迂回貨物増発したくてもJR貨物所有のDD51ディーゼル機関車が足りないとか。もしくはDD51があってもそれを運転できる免許をもった乗務員が居ないとか。線路保有者のJR西日本が貨物の運行が無くなった区間の単線の山陰本線や山口線は信号やポイント保守経費削減のため行き違いのできる駅が減って貨物のスジが通らないとか。いろいろありそう。

  5. 磐越西線の貨物の免許は、かなり前に貨物輸送を廃止したから無かったと思うよ。
    国がJR貨物とJR東日本に石油輸送を要請し、1週間でJR東日本が確認作業を終了させたから。
    また、磐越西線の東日本の運転手に、国鉄時代DD51で運転した経験者が10人程度いたので、
    地形が不慣れな貨物の運転手の横に、東日本の運転手が乗ってサポートしたという話。
    今なら、国鉄からの人は退職したから無理。