相次ぐ海上橋への船舶衝突 周防大島、関空、阪神高速も… 「想定外」に安全対策はあるのか

2018年9月から、海上に架かる橋に相次いで大型の船舶が衝突し、大きな被害が生じています。このような事故は想定が難しい側面も。安全対策はあるのでしょうか。

タンカー衝突の関空連絡橋、じつは同日に阪神高速にも

 関西では2018年9月4日、台風21号の影響で橋に船舶が衝突する事故が発生しています。関西空港と本土をつなぐ関空連絡橋では、台風の強風に流された燃料タンカーが下り線の橋桁に衝突しました。その後、まず衝突した船舶が、さらに損傷した橋桁がそれぞれ撤去されています。

 NEXCO西日本によると10月25日(木)現在、関空連絡橋は空港に向かう下り線に、上り線へのわたり線を設け、損傷個所を回避して運用しているとのこと。この箇所では片側3車線の上り線を空港行き2車線、本土行き1車線に分けているといいます。そのほかの箇所では、ほぼ通常通りの運用だそうです。

「橋桁は大きく損傷しましたが、橋脚は塗装がはがれた程度で影響はありません。撤去した橋桁2スパン(橋脚と橋脚のあいだが1スパン)ぶんを造り直し、2019年のゴールデンウイーク前に復旧させる予定です」(NEXCO西日本)

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タンカーが衝突した関空連絡橋の橋桁を撤去する様子(画像:NEXCO西日本)。

 関空連絡橋へのタンカー衝突事故が起きた9月4日、じつは阪神高速湾岸線でも同じような事故が発生しています。甲子園浜ランプ(兵庫県西宮市)付近の海上橋へ、台風の影響により内陸から流された船舶が衝突したのです。

 阪神高速道路によると、衝突したのは土などを運ぶ台船で、橋脚の上部、橋桁を直接支える梁の部分が損傷したとのこと。「当たってすぐ、損傷個所の直上は車線規制を敷きましたが、影響ないことを確認して解除しました。通行止めは行っていません」といいます。しかし、湾岸線に並行して一段低いところに架かる県道芦屋鳴尾浜線は、衝突の影響で橋げたに数十センチのずれが生じ、10月25日(木)現在も通行止めが続いています。

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