実は水平ではない飛行機の「水平飛行」 座席のテーブルも水平じゃない? サービスにも工夫

飛行機は、巡航高度に達し「水平飛行」に入っても、実はわずかに傾いているといいます。機内もその傾きを考慮した工夫がなされている一方、客室乗務員は傾きに注意しながらサービスをしているそうです。いったい、どれくらい傾いているのでしょうか。

目の前のアレもじつは傾いている!

 水平飛行中も機首が傾いているため、機内は後方から前方にかけて上がる形で若干の坂になっており、客室乗務員はそれを前提に業務しています。

 ANAによると、「客室後方から前方にカートを移動させる際は、カートの重さプラス角度による抵抗がありますので、安全面の観点からも注意が必要です。常に両手で支え、カートのブレーキは常時かけるようしています」とのこと。ミール(食事)が入っているフルサイズのカートは、ふたりで操作するなどしているそうです。

 JAL(日本航空)によると、「カートを客室後方から前方へ移動させるときは、お客様のお顔が見えるように前から引っ張ります。そのときに手が空いている客室乗務員が、向かい側から押してあげるなどして助け合っています」とのこと。やはりカートが動いていく可能性があるので、ストッパーをかけるようにしているといいます。

 通路だけでなく、ギャレー(料理や飲料の準備などをする所)も傾いています。ここでも、「ミールを盛り付ける際、飛行機の傾きによって肉のソースなどが流れてしまわないよう、皿を平衡に保って美しく盛り付けられるようにしています」(ANA)、「温かいお飲み物を準備する際、何かのはずみですべっていかないように、敷物の上に器を置いてすべりを防止しています」(JAL)など、様々な気遣いがあるそうです。

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シートテーブルは、機体の傾きを想定してあらかじめ前側に約3度傾斜している(画像:hugo1313/123RF)。

 乗客が利用するシートのテーブルも、実はあらかじめ3度ほど前下がりになるようにデザインされており、水平飛行中に平行に近くなるようされているのだとか。

 ちなみに、着陸時も機体はやや傾いています。ANAによると、機材により若干の違いはあるものの、約4度から5度機首を上げた状態で着陸(接地)しているとのこと。この着陸姿勢は、空港の条件や風向、風速に応じ、フラップや着陸速度によって変化するそうです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. ANAのサイトに載ってる内容をそのまま記事にするとか終わってるな

  2. かつてDC-10は水平飛行といっても機首上げの角度が他の機種より大きめで、CAには腰の負担が重かったなんて聞いたことがある。

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