東名またぐ横浜青葉JCTの「最高所」へ 首都高「横浜環状北西線」工事現場に潜入(写真25枚)

首都高の新線「横浜環状北西線」の工事現場へ潜入。東名高速に接続する横浜青葉JCTでは、東名をまたぐランプ橋がいくつもできていました。建設中の本線トンネルも、かなり完成形に近づいています。

JCTの最も高い場所へ

建設中の首都高「横浜環状北西線」。東名と横浜市街地を直結させる(57秒)。

 首都高速道路は2018年11月13日(火)、施設見学イベント「首都高講座64限目『横浜環状北西線へ潜入!建設現場を歩いて学ぼう!』」を開催。約300人の応募者から選ばれた28人に、建設中の新線「横浜環状北西線」(以下、北西線)の工事現場を公開しました。

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東名高速をまたぐ横浜青葉JCT(2018年11月13日、中島洋平撮影)。

 北西線は、東名高速に接続する横浜青葉JCTと、第三京浜および首都高K7横浜北線(以下、北線)に接続する横浜港北JCTを結ぶ約7.1kmの路線。その開通で東名と横浜市街地・横浜港が直結されます。今回公開されたのは横浜青葉JCTと、本線のうち約4kmを占めるトンネルの一部(青葉側の入口付近)です。

 横浜青葉JCTは、東名の上下線と、その北側に位置する横浜青葉ICの料金所から北西線へ直結できる構造で、東名本線をまたぐ複数のランプ橋で構成されます。地上の工事ヤードで首都高社員による説明を受けたのち、橋脚に並行して立つ足場の階段を上り、JCTで最も高い地上30mの場所まで移動しました。

 階段を上り切ると、そこは東名本線のほぼ直上。南には建設が進む北西線の本線が、北側には、やや低い位置に横浜青葉ICの料金所が見えます。料金所までのあいだは、一部まだ橋桁(はしげた)が架かっていません。完成すると、ここから料金所にかけては6.8%の急勾配(100m進むと6.8m上がる/下がる)になるそうです。

 この部分を含む橋桁の架設は、2018年内には完了の予定。橋桁が架かった箇所ではすでに、道路の床板部分となる鋼製の床版(しょうばん)も敷き詰められています。首都高の担当者によると、本体の工事はほぼ終わっているそうで、今後は舗装や付属物の工事などが本格化します。

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コメント

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4件のコメント

  1. ここが出来たら東名〜川崎駅や羽田空港まで非常に近くなるし、便利になる。
    豊洲なんかに無駄な道路や鉄道作るよりこっちの方が大事では?

  2. 羽田空港行きの平日朝、湾岸線への大黒JCTでの渋滞が伸び、KQバスのようにPA内を減速せずに走り抜け合流する車が増えるだけのような気がします。

  3. この道路は、今世紀中にできるかも怪しい外環道の東名~湾岸区間の代替となることが期待されるそうだ
    うまく流ればいいね

  4. 横浜湘南道路と横浜環状南線もよろしくね・・・。