貨物列車が真横を通過 鉄道名所「赤川鉄橋」おおさか東線の工事でどうなった(写真17枚)

複線化で歩行者や自転車はどこへ?

 こうして1999(平成11)年6月から工事が始まり、まず南側の放出(はなてん)~久宝寺間で2008(平成20)年3月、「おおさか東線」という路線名で旅客列車の運行が始まりました。北側の新大阪~放出間も2019年春に開業する予定です。

 北側の新大阪~放出間の開業を間近に控え、赤川鉄橋はどうなったのでしょうか。2018年9月に現地を訪ねてみたところ、上流側の木板が撤去され新しい線路が敷かれており、人や自転車が通ることはできなくなっていました。もちろん、橋のなかから貨物列車を撮影することもできません。

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複線化工事により線路が増設された赤川鉄橋。人や自転車が通れるスペースはなくなった(2018年9月、伊藤真悟撮影)。

 上流側のスペースは2013(平成25)年10月31日限りで閉鎖され、それから数年かけて複線化により新しい線路が敷かれました。このため、人や自転車は赤川鉄橋から上流へ約1km先にある道路橋の菅原城北大橋(すがわらしろきたおおはし)に迂回(うかい)することになりましたが、大阪市は迂回距離が少しでも短くなるよう、堤防上の道路と菅原城北大橋の歩道スペースをつなぐスロープを整備しました。

 2018年9月1日には、鉄橋の北側にあった堤防上の道路との踏切(亀岡街道踏切)も廃止。警報機や遮断機が撤去されました。このため線路の下をくぐる迂回道路が新たに整備されています。

 貨物列車は現在、上流側の新しい線路を走っていますが、従来からある下流側の線路は使われておらず、いまも単線運行のまま。まず上流側の新しい線路に貨物列車を移し、それに続いて下流側の線路の再整備を進めているという段階でした。おおさか東線の開業時には下流側の線路の使用も始まります。

 おおさか東線が全線開業すれば、貨物列車だけでなく旅客列車も赤川鉄橋を多数走るようになります。歩行者や自転車の流れだけでなく、大阪北部と東部の人の流れも大きく変わることになりそうです。

【了】

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コメント

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5件のコメント

  1. 貨物用線路に旅客列車を走らせるとしても、貨物列車が走れる機能自体は残しておくべき。

    この記事では関係ないが、廃止路線復活及び路線新設の際、「踏切」の設置も必要最小限の箇所に限って認める という法律省令上の考え方が必要だと思う。

  2. あまりにも救済の無いサービス低下ですね。やはり直近に人道橋の新設とかお願いしたいという地域の声は無かったのでしょうか。(撮り鉄以外)誰も歩かない歩道だったのですかね。

    • 都市計画関連の資料見てからコメントしてよね。

    • 何だろう、「この普通資料見るだろ?」感。

  3. 子どもの頃、守口に住んでて、たまに遠出して歩いて渡ってたなぁ。今はもうだめなんですね。