既視感がスゴいエアバス最新無人機、こんな見た目で数十日間、高度2万mを飛ぶ!

エアバスが提案する最新鋭の無人偵察機は、多くの日本人にとって実に見覚えのある姿カタチでしょう。しかし、飛ぶのは琵琶湖の湖面からはるか上空2万m、滞空時間も数十日と、まったくの別モノです。

強みは「高さ」と「安さ」

 先述したように、「ゼファー」は地上からはるか2万mという超高高度を飛行することができます。これにより、天候に左右されず飛行できること、そしてほかの航空機の飛行を妨げない、といったメリットが挙げられます。通常、民間航空機などは先に述べたように、高度1万mのあたりを飛行しており、また、天候を左右する雲や流れの激しい気流も、高度数千mから1万数千mあたりで発生します。つまり、「ゼファー」が飛行する高度2万mには、それら飛行を妨げるものが極めて少ないのです。

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「国際航空宇宙展2018東京」のエアバスブースに出展された、無人機「ゼファー」の模型。実物の翼幅は25mとかなり大きい(2018年11月30日、稲葉義泰撮影)。

 また、敵国のミサイルや戦闘機に対しても、「ゼファー」の飛行高度は有利に働きます。仮に高度2万mを飛行する「ゼファー」を撃墜しようとした場合、射程数千m程度の安価な機関砲や地対空ミサイルなどでは当然、届きません。

 さらに戦闘機で対応しようにも、たとえばF-15「イーグル」の実用上昇限度(30m上昇するのに1分かかる高度のことで、それ以上の上昇は現実的ではないとされる限度)はおよそ1万8000m弱、そのほかの多くが1万数千m程度で、F-22「ラプター」でも公称2万m未満とようやく届くか届かないかというレベルであり、対応はとても困難です。

 本格的な長射程地対空ミサイルシステムなどであれば撃墜可能かもしれませんが、つまり、安価な「ゼファー」を撃墜するためには、はるかに高価な高性能対空ミサイルなどを使用せざるを得ないというわけです。

 エアバスの担当者は「高高度を飛行する『ゼファー』は、さらにその機体の小ささも相まって、相手のレーダー上では極めて小さなものとしてしか映し出されません。そのため、捕捉自体も困難であり、かつ撃墜しようとすれば、相手に大きなコストを強いることになります」と説明します。

 そうしたことから、「ゼファー」は情報を収集される相手国にとって、「極めて厄介な存在」といえます。

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コメント

1件のコメント

  1. こんな高高度をプロペラなんかで飛べるんだなあ、と感心してしまった。まあ主翼に揚力が生じるんだからプロペラが効き目あっても不思議ではないんだが。

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