米軍機事故の「クラスA」とは? 「最も重大」だが「落雷での死亡」も含まれるワケ

高知県室戸岬沖で発生した米軍機どうしの接触と見られる墜落死亡事故が、米軍基準で最も重大である「クラスA」に認定されました。とはいえこの事故基準、駐機中の落雷での死亡もクラスAとか。どうなっているのでしょうか。

室戸岬沖、空中給油中の事故は「クラスA」

 2018年12月9日(日)、沖縄県に司令部を置くアメリカ海兵隊 第3海兵遠征軍は、同月6日(木)に高知県室戸岬沖においてF/A-18D「ホーネット」戦闘攻撃機およびKC-130J「スーパーハーキュリーズ」空中給油機が空中給油訓練中に墜落した事故について、アメリカ軍標準の事故基準で最も重大であることを示す「クラスA」にあたることを、公式に発表しました。

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空中給油を受けるF/A-18D「ホーネット」。写真は事故機の同型機(画像:アメリカ海兵隊)。

 クラスA事故認定にあたり、各メディアは「最も重大である」という事実を報じていますが、そもそもこの「クラスA」とは、いったい何を意味する基準なのでしょうか。

 アメリカ軍は、職務中において発生した事故および災害などについて、「発生した損害額」ないし「人員の死亡や負傷(病気)の度合い」から「クラスA」「クラスB」「クラスC」「クラスD」という4つの区分を定めています。物価などの影響により見直しが行われることもありますが、現行の基準は2011(平成23)年に定められ、以下の通りとなっています。

・「クラスA」:航空機の全損ないし200万ドル(約2億円)以上の損害。または死亡ないし全身にわたる永久的障害が残る重度の怪我。

・「クラスB」:50万ドル(約5000万円)以上、200万ドル(約2億円)未満の損害。または部分的な永久的障害を負う怪我または3名以上の入院。

・「クラスC」:5万ドル(約500万円)以上、50万ドル(約5000万円)未満の損害。1日以上の欠勤をともなう療養が必要な負傷。

・「クラスD」:2万ドル(約200万円)以上、5万ドル(約500万円)未満の損害。クラスA/B/Cに分類されない負傷。

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