米軍機事故の「クラスA」とは? 「最も重大」だが「落雷での死亡」も含まれるワケ

高知県室戸岬沖で発生した米軍機どうしの接触と見られる墜落死亡事故が、米軍基準で最も重大である「クラスA」に認定されました。とはいえこの事故基準、駐機中の落雷での死亡もクラスAとか。どうなっているのでしょうか。

死亡事故は即「クラスA」

 今回の事故は、なんらかの原因によって両機が接触したことによって発生したと見られ、F/A-18Dの前席搭乗員は救助され生還、後席搭乗員は救助されたものの死亡が確認されています。そしていまなお、KC-130Jの搭乗員5名が行方不明となっています(編集部注:12月11日〈火〉、在日米軍および防衛省は行方不明だった5名の捜索救助活動を打ち切った)。

 事故の全容はいまだ明らかではありませんが、少なくとも事故が発生したその日のうちに2機が全損したことと、1名が死亡していることは確認されていたので、事故調査の結果から損害の査定を行うまでもなく、自動的に「クラスA」に分類されたと見られます。

「クラスA事故」は最も重大とはいえ、その「重大さ」はかなり広い範囲におよび、単純に「クラスA事故」だから深刻かつひどい事故であったと、言うことはできません。

 墜落や不時着といった事故は、機体そのものが失われたり乗員が死亡したりすることが多く、ほぼ「クラスA事故」となります。一方で比較的安価な航空機では、大きい事故であっても200万ドル以上の損害はほぼ出ないため、墜落以外の「クラスA事故」は発生しにくく、逆に戦闘機など高価な航空機は、電子機器のダメージやエンジンの故障などによって、「クラスA事故」が発生しやすい傾向があります。

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