揉めやすい「雪道の事故」 過失が大きいのは誰か難しい判断 「ドラレコ」特に有効か

雪道の事故は長期化の可能性も

 事故状況の把握においては、路面に残ったブレーキ痕も証拠として扱われますが、損保ジャパン日本興亜によると、積雪路面ではそれが残らなかったり、事故発生後に降った雪が分かりづらくすることもあるとのこと。また、視界不良時の多重衝突事故などでは、当時者も状況を把握できていないケースが多いそうです。こうしたなか、ドライブレコーダ-は路面や周囲の状況、信号の変化、関係車両のスピードまで映像から判別できるため、事故の早期解決が期待できるといいます。

 なお、東京都を含め、ほとんどの都道府県では積雪時や路面凍結時に運転する場合、冬タイヤやタイヤチェーンなどのすべり止め策を講じることが条例で定められています。

 そうした状況下において夏タイヤで走行するのは違反ですが、損保ジャパン日本興亜によると、事故を起こした際の保険の扱いは、乾いた路面の場合と基本的には変わらず、雪道を夏タイヤで走行して事故を起こした場合でも保険金は支払われるそうです。「タイヤの種類だけで責任を判断することはありません」とのこと。

 ただ、過失割合は事故の「予見可能性の有無」についても考慮するため、「積雪や路面の凍結を認識しながら運転した」ことが、その認定に影響する可能性があるそうです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 改善された、と記事になるってことは今までがどんだけ口先の上手い奴、声の大きい奴の言い分ばかり通ってしまう「しょうもない」状態だったかということだな。まったく嘆かわし話だが改善されたこと自体はすなおに喜ぶとするか。