「連絡船うどん」とは かつて鉄道連絡船の名物、いま駅に 「思い出の味」は進化
いまは「駅うどん」に 味も進化
宇高連絡船は廃止されましたが、現在、JR四国グループのうどん店「めりけんや」が、高松駅構内で「連絡船うどん」という名のうどん店を営業しています。店にはフェリー「伊予丸」「土佐丸」「讃岐丸」「阿波丸」の写真が掲示されているほか、テラス席も設けられ、かつての「船上」をイメージさせる店舗作りが行われています。
連絡船のデッキでは作り置きの茹で麺が使われていたのに対し、現在の「連絡船うどん」ではその場で茹でた麺が提供されており、連絡船当時と比べてコシもあり、味は一段とおいしく。また、当時は「かけうどん」「きつねうどん」「天ぷらうどん」の3種のみでしたが、いまは「肉ぶっかけ」や「肉うどん」「かきあげうどん」などもあります。
店には改札内、改札外どちらからも入ることが可能。店から瀬戸内海までは400mほどです。めりけんやは、「潮風に吹かれながら、本場の讃岐うどんを味わってほしいです」と話します。
ちなみに、船上の「連絡船うどん」が1日限りで復活したこともあります。2010(平成22)年6月12日、宇高連絡船の誕生100周年を記念してJR四国が企画した「宇高連絡船メモリアルシップ」。スタッフが当時の制服に身を包むなど、廃止当時の連絡船に見立てられた四国フェリーの貨客船が高松~宇野間を1往復し、その船内の売店でうどんも振る舞われました。
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※記事制作協力:風来堂、やまだともこ
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