カルロス・ゴーン時代の日産を振り返る どん底からスタートした約20年の足跡とは?

カルロス・ゴーン氏が、窮地に陥っていた日産の最高執行責任者(COO)に就任したのは1999年のことでした。それからおよそ20年、両者がたどった足跡を振り返ります。

奇跡のV字回復、再生から成長へ

 そして「日産リバイバル・プラン」は、目覚ましい成果を挙げます。なんと、翌2000(平成12)年度の決算において、過去10年間で過去最高の連結当期利益3311億円を発表。販売台数も前年比+4%の263万台へ増加します。世間をあっと驚かせる、V字回復を実現しました。そして、計画の1年前倒しとなる2002(平成14)年3月に、ゴーン氏は「日産リバルバル・プラン」の完了を宣言してしまったのです。

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2002年発売、Z33型「フェアレディZ」(画像:日産自動車)。

 2001(平成13)年に日産の最高経営責任者(CEO)へ就任したゴーン氏は、2002年に「日産リバイバル・プラン」を終了させた後、次なる3か年計画を発表します。それが2002年発表の「日産180」です。「180」という数字にはもちろん意味があり、「1」は2004(平成16)年末までに世界の販売台数を100万台増やす、「8」は営業利益率を業界最高水準である8%以上に、「0」は有利子負債をゼロにするという目標でした。

「日産リバイバル・プラン」は、文字通り「日産の再生」ですが、そのままでは元に戻るだけです。成長のための道筋が必要です。その計画が「日産180」でした。注目は2003(平成15)年、中国における自動車生産を目的として東風汽車を設立したことです。当時の中国は、いまのような自動車大国にはなっていませんでしたが、将来的に成長するのは確実と見られていた時期。これが後の、中国市場における日産の成功の土台となりました。

 また2002年には、「マーチ」「ムラーノ」「エルグランド」「フェアレディZ」「モコ」といった、人気車種の新型モデルを数多く発表。成長に勢いをつけます。2004(平成16)年から2005(平成17)年にかけての、1年間のグローバル販売台数は367万1000台を記録。2005年10月には、「日産180」に掲げた「100万台販売増加」という目標を達成してしまったのです。

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  1. CCSCモデルがこんなに影響力があるとは。

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