JRおおさか東線、全通遅れたワケ 着工20年、用地買収の難航だけじゃなかった(写真85枚)

線路を増やさず新大阪へ

 1999(平成11)年時点の計画では、新大阪駅から東海道本線の東側に隣接して複線の線路を新設。京都方面へ約1.6km進んだところで東海道本線の線路から離れ、東側へカーブして城東貨物線に合流するはずでした。

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東淀川駅の近くにあった「開かずの踏切」が建設の障壁になった(2017年2月、草町義和撮影)。

 ただ、おおさか東線に並行する東海道本線は、旅客列車が走る東側の線路と、貨物列車や関西空港アクセス特急「はるか」が走る西側の線路(梅田貨物線)などで構成されていて、合計8線あります。しかも、途中の東淀川駅(大阪市淀川区)付近には踏切があり、列車本数の多さから「西日本でも最悪級の『開かずの踏切』」(2004年3月30日付け朝日新聞大阪朝刊)といわれていました。

 ここにおおさか東線(複線)が加われば、線路は10線に。踏切の遮断時間はもちろんのこと、自動車や歩行者が線路を横断する時間も長くなります。国土交通省は「歩行者らの安全上、問題」(2005年1月30日付け読売新聞大阪朝刊)とし、計画の見直しを関係機関に求めたのです。

 このため、北区間は2004(平成16)年の時点でも実質的には工事が行われておらず、全線一括の開業が断念されることに。同年8月には工事が先に進んでいた南区間のみ、約2年遅れの2008(平成20年)春に開業することが決まったのです。

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コメント

1件のコメント

  1. 北梅田駅(仮称)って、「梅田貨物線」ではなくて「なにわ筋線」として開通するんじゃないの?
    それに、新大阪を介して「なにわ筋線」と「おおさか東線」が直通運転って可能性も需要もあるのだろうか。。。