対策進むバスの巻き込み事故 三菱ふそう新型バス搭載「側面レーダー」に業界も注目

三菱ふそうが、高速バスや貸切バスに用いられる大型観光バス「エアロクイーン」「エアロエース」の新型を発表。観光バスでは日本初となる「車体側面のレーダー」を搭載するなど、安全装備の強化が図られました。

レーダーを「側面」にも搭載

 今回の新型は前方だけでなく、左の後輪近くにも側面全体をカバーするレーダーが搭載されています。車体の左側にいる歩行者や自転車を検知すると、運転席の警告ランプが黄色く点滅。この状態でドライバーがハンドルを切ったり、ウインカーを出したりすると、ランプが赤く点灯し、運転席を震わせるバイブレーターが作動します。

 こうして「ぶつかる」ことをドライバーに警告し、ブレーキを促す「アクティブ・サイドガード・アシスト」機能は、おもに街なかの交差点における事故を想定しているといいます。もちろん、交差点の縁石やガードレールなど、動かない障害物も検知します。

Large 20190222 01 Large 20190222 02 Large 20190222 03
     
左後輪近くに搭載されたレーダー。歩行者や障害物を検知する。
最前列座席の天井に設置された非常停止ボタン。
メーター周りのディスプレイ。左側面の歩行者などを検知すると、三角形が点滅する。

 三菱ふそう バス開発部長の伊藤貴之さんによると、「左側面はサイドミラーに備え付けられたカメラの映像でも確認できますが、後輪の近辺まで大きく映るわけではなく、このため左折時に障害物を巻き込んでバスを破損させる事例が少なくありません。この技術をバス事業者さんに説明すると、強い反応が返ってきます」と話します。

 事故や車両の不具合が起きてからの対策も強化されています。火災発生時にタンクからエンジンに至る燃料の流れを遮断し、二次火災を防ぐ延焼防止装置が備わったほか、走行中の車両情報を三菱ふそうのカスタマーセンターで受信し、車両の不具合などに対し24時間のサポートを提供する「バスコネクト」も搭載されました。三菱ふそうの松永和夫会長は、バス・トラック市場における「最高水準の安全性能」と胸を張ります。

この記事の画像をもっと見る(29枚)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. すごい顔になったな!28年規制後にしばらくチェンジは無いと思っていたのに、しかし巻き込み防止にレーダーとは考えたもんだ!昔にクラウンマジェスタでVSCが作動した時は車自体がバイブレーションと化してこの世の終わりかと思うくらい恐ろしかったが

    今でもたまに思うがMSをベースにしたMUのエアロキングなんて構想すらなかったのだろうか?今度の顔ならイケメンで良かったのではw

  2. で、エアロキングはどうした?

    他国の自動車会社にシェアを奪われて情けないと思う。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス