LA騒然、夜のビル街を飛ぶ漆黒の影! その正体、米陸軍「ナイトストーカーズ」とは?

時代に沿って変化する「ナイトストーカーズ」

 創設から30年を経て、「ナイトストーカーズ」にも徐々に変化が見られるようになってきました。たとえば2013(平成25)年には、それまでMH/AH-6「リトルバード/キラーエッグ」、MH-60、MH-47といったヘリコプターのみを運用してきた同部隊に、長大な航続距離と高性能なセンサーにより強力な情報収集、監視能力を有する無人機、MQ-1Cを運用する専門部隊が創設されました。これにより、従来はアメリカ空軍などに依存してきた部隊活動時の周辺の状況確認や情報収集を、「ナイトストーカーズ」が独自に実行できるようになり、より柔軟な作戦運用が可能となりました。

Large 190225 ns 03 Large 190225 ns 04 Large 190225 ns 05

拡大画像

拡大画像

拡大画像

訓練で船へ特殊部隊員を降ろす「ナイトストーカーズ」のMH-60(画像:アメリカ空軍)。
水面スレスレを飛ぶ「ナイトストーカーズ」のMH-6(画像:アメリカ空軍)。
アメリカ陸軍の無人機、MQ-1C(画像:アメリカ陸軍)。

 また同じく2013年には、創設以来、初めて女性隊員の募集が開始されました。これは同年、アメリカ軍が直接、戦闘に従事する職種を女性にも開放したことに基づく取り組みですが、エリート集団である「ナイトストーカーズ」にとって、ひとりでも多くの優秀な人材をリクルートするために、男性だけではなく女性にもその門戸を広げるというのは、非常に理にかなった選択だったといえます。

 2001(平成13)年の「アメリカ同時多発テロ」以降は、主として対テロ戦争を戦ってきた「ナイトストーカーズ」ですが、今後は中国やロシア、さらには北朝鮮といった国家間同士の戦争にも対応することが求められてきています。冒頭で触れたような市街地における訓練が、こうした状況と関連性があるのかが気になるところです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(6枚)

最新記事

コメント