東名・大和トンネル渋滞はいつ解消されるのか 新東名との接続、どう影響? 鍵は圏央道

抜本的な渋滞解消は、まだ先

 NEXCO中日本の高橋さんによると、今回の開通で大和トンネルを先頭とする渋滞の「後ろのほう」、つまり海老名JCTや厚木IC付近で発生する要因は改善しても、大和トンネルを通過する交通量そのものは、ほとんど変わらないといいます。つまり、前出(1)の要因は改善されないわけです。

 抜本的な解決は、「茅ケ崎方面へ向かうクルマを増やすこと」。すなわち、横浜方面へ向かうクルマに海老名JCTから大和トンネルがある東名ではなく、圏央道を使ってもらうことです。この役割を現在おもに担っているのは、東名の横浜町田ICに接続する国道16号「新保土ヶ谷バイパス」であり、横浜方面へ向かうクルマも、大和トンネルを経由している状態なのです。

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指し示されている区間が、圏央道の一部となる「横浜環状南線」(2019年3月5日、中島洋平撮影)。

 これら横浜方面へのクルマがより多く、東名から圏央道の茅ケ崎方面へ転換すれば、大和トンネルの交通量は大きく減ります。しかし現状では、途中で国道1号などの一般道を経由しなければならず、今回の新東名開通に際しても、このルートに転換する人は少ないと見られているとのこと。

 ただ、「横浜湘南道路(藤沢IC~栄JCT)」および「横浜環状南線(戸塚IC~栄JCT~釜利谷JCT)」の建設が進められており、2020年度の開通予定。これにより一般道を使わず圏央道から横浜、首都高方面へ行けるようになるため、首都高の関係者も、これら路線が開通して初めて圏央道経由で横浜方面へ向かう人が増えるだろうといいます。

 今後、新東名の伊勢原JCT~御殿場JCT間が2020年度までに開通し、東名・新東名による「ダブルネットワーク」が充実しますが、この「横浜湘南道路」「横浜環状南線」が開通しなければ、交通量の多くを大和トンネルが受ける状況は変わりません。なお現在、大和トンネル前後では交通容量を拡大すべく、片側3車線から4車線に拡幅する工事も進められています。

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コメント

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2件のコメント

  1. >上り坂になるため速度が低下
    メーカー各社はレーダークルーズの標準装備化を早くしてくれ
    特に、一番やる気のないトヨタ!

  2. 気になっていることを書かせてください。南から。
    茅ヶ崎JCT: 料金所付き1車線
    圏央道内回り,海老名JCT-海老名南JCT: 海老名JCTを避けられないことに変わりなし(通過の選択肢は増えるが)
    圏央道の神奈川県区間: ICの合流・退出車線が異様に短い、路肩が狭く圧迫感が半端ない(特にトンネル)
    小倉山トンネル: 大サグ(もともと高架にする構想だったが地質がNGでしたっけ?)
    八王子JCT: 線形激悪
    PA: 厚木から狭山までの約50km無し