阪神なんば線が開業10周年! 神戸~奈良の流れを変えたその役割

阪神なんば線の西九条~大阪難波間が開業して10周年。同区間の距離はわずか3.8kmですが、神戸と奈良が直通列車でつながり、阪神本線や近鉄奈良線に変化をもたらしました。どのような影響があったのか、この10年を振り返ります。

多彩になった車両たち

 阪神電鉄では、全線開業に合わせて新形式の1000系電車を導入しました。1000系は、近鉄への乗り入れを前提に開発された車両です。近鉄の車両は1両あたり約21mと長く、また混雑が激しいため朝ラッシュ時には最大10両編成となります。一方、阪神の車両は1両あたり約19mで、これまで最大6両編成での運行でした。そこで、1000系では6両編成の基本編成と2両編成の増結編成を製造し、阪神の尼崎駅で連結・切り離しを行って最長10両編成とすることで、近鉄線内の混雑に対応できるようにしています。

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近鉄大和西大寺駅では、阪神車両(左)が近鉄の特急車両と並ぶ姿が見られるようになった(伊原 薫撮影)。

 1000系は、外観にも特徴があります。これまで阪神の車両は、一部を除いてすべて車体が塗装されていましたが、1000系は車体の材質にステンレスを採用し、塗装を省略。銀色に光るボディは、ドア部分をオレンジ色とすることで、分かりやすさとアクセントを兼ねています。細かい点では、架線から電気を取り入れるパンタグラフが、阪神では初めて「くの字形」のシングルアーム式となっています。

 一方で、阪神なんば線や尼崎以西の阪神本線では、相互乗り入れを行う近鉄の車両も見られるようになりました。白とマルーン、あるいは白と薄いブラウンのツートンカラーを身にまとった近鉄の車両が、駅や沿線で阪神の車両と並ぶ姿は、阪神なんば線の開業を象徴するシーンといえるでしょう。阪神本線には山陽電車も乗り入れており、車両カラーのバリエーションに華を添えています。

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コメント

3件のコメント

  1. 画像8枚目の阪神の車両は1000系ではなく、9000系という、阪神・淡路大震災で廃車になった車両の補充用として1996年に登場した車両です。

    1000系とは前面の塗装が違うので見分けがつくかと。

    • ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。

  2. 難波線は良くも悪くも流れを変えた鉄道だと思う。

    京阪中之島線と比べると難波の需要と奈良〜神戸を結ぶ需要、京セラドームを結ぶ需要が作られて流れを変えたと思います。

    西九条駅も開業してから現在で1日平均乗降人員3万人超えているしな。

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