災害時の移動はやはりバイク最強? 陸自が災害時情報収集で民間バイク団体と協定結ぶ

災害発生時、自衛隊にまず必要なものは現地の情報です。しかしそこまでの交通事情は決して良好とは限りません。そこでいち早く情報収集するために、陸上自衛隊東部方面隊は民間バイクボランティア団体と協定を結びました。

最大の課題は通信の確保か

 こうした協力関係を結ぶなかでも課題はあります。それが「通信・連絡手段の確保」です。

 今回の協定では、自衛隊側との連絡はNTTなどの一般回線を用いる旨が明記されているそうですが、もし携帯電話などの電波塔が破壊されたり、停電が発生したりすると、この連絡手段は使うことができません。自衛隊の通信器材を貸し出すにしても、最寄の駐屯地まで取りに来るのは手間になり、また通信器材の維持管理も問題になります。

 ほかにも、情報収集で被災地のさまざまな場所を出入りするため、空き巣や窃盗グループに間違われることや、行方不明者などの捜索活動にかかった燃料代を請求する詐欺などの災害犯罪を防止するために、災害VBN関東会員にはオレンジ色のベストを配布するとのことですが、これも全員ぶん揃っているわけではなく、また、災害時の受け渡しも課題になっているとのことでした。

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ボランティアに配布されるオレンジの識別ベスト(2019年3月18日、武若雅哉撮影)。

 自衛隊と災害VBN関東の協定は結ばれたばかりで、多くの課題が残っていますが、これから双方が協力して訓練などを重ねるなかで、これらの課題は解消されていくでしょう。

 災害に先んじて、協力関係を構築しておくということは、決して無駄なことではありません。自衛隊は将来の災害に備えた取り組みとして、様々な民間団体と協力関係を結んでいます。こうした取り組みが、万が一の災害時に我々の命を救うことになるのです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 高機動車・ピックアップトラック・クロスカントリー車よりも災害時はバイクなのか・・・?

  2. ん~、何か他の特装車の立場が無いな

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