新1万円札は表裏で「鉄道つながり」! 渋沢栄一と東京駅をつなぐ縁

新しい1万円紙幣に明治の実業家、渋沢栄一と、JR東京駅の丸の内駅舎が描かれます。日本の紙幣で鉄道の施設が描かれるのはこれが初めてとみられますが、渋沢も日本の鉄道と深く関わった人物でした。

「裏」も「表」も埼玉と深い縁

 この企業のなかには、鉄道会社も多数含まれています。1872(明治5)年に開業した日本初の本格的な鉄道(新橋~横浜)は官設鉄道(国鉄)でしたが、渋沢をはじめとした実業家らは、この鉄道の払い下げを目指して鉄道会社を設立しました。

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渋沢栄一は京阪電鉄など数多くの鉄道会社の設立に関わっている(2010年7月、草町義和撮影)。

 この払い下げは実現しませんでしたが、その後も渋沢は、都電の起源といえる東京馬車鉄道や、関西の京阪電鉄、関東の秩父鉄道などの設立に関与。関東の東急電鉄も、1918(大正7)年に渋沢らが設立した住宅開発会社「田園都市株式会社」が起源です。ほかにも、北から南まで数多くの鉄道会社に何らかの形で関わっていました。

 ちなみに、渋沢が生まれた地は現在の埼玉県深谷市。ここにはかつて、渋沢が設立した日本煉瓦製造という会社の工場があり、東京駅丸の内駅舎の赤レンガも、この工場で製造されました。その縁もあり、1996(平成8)年にJR高崎線の深谷駅が建て替えられた際は、東京駅の丸の内駅舎に似せた駅舎を新築。北口の駅前広場(青淵広場)には渋沢の銅像があります。

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東京駅の赤レンガ駅舎に似せて建設された深谷駅。
深谷駅の案内板には深谷と東京駅を結ぶ「縁」の解説がある。
深谷駅の駅前広場にある渋沢栄一の銅像。

 渋沢栄一や東京駅丸の内駅舎が描かれた新しい1万円紙幣は、2024年度上期をめどに発行される予定です。

【了】

※一部修正しました(4月9日17時55分)。

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コメント

4件のコメント

  1. メ-ルの配信停止

    御願いします

  2. 万冊に渥美清とかダメか?500円札無いし

  3. 女遊び野郎を万札にするなんて…

  4. 肝心の「日本鉄道」が触れられてませんね。まあ「北から南まで数多くの鉄道会社...」とひとまとめされてる中に入ってると考えて良しとしましょう。のちの国鉄、現在のJR東日本の元となった鉄道会社をひとまとめの中に入れていいのかというモヤモヤは残りますが。

    ところで渋沢栄一といえば若い頃の辰野金吾の大パトロンだったというのは近代建築史上の常識。兜町に建てた自邸も辰野に設計させてます。私は深谷の日本煉瓦製造のレンガ以上にそっちの関係を先に直感しました。

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