北海道新幹線 新函館北斗~札幌間は320km/hに JR北海道「自社負担」で高速化へ

北海道新幹線の最高速度が、いまの計画より60km/h引き上げられて320km/hになります。

所要時間の短縮は5分程度

 JR北海道は2019年5月15日(水)、工事中の北海道新幹線 新函館北斗~札幌間で、最高速度を320km/hに引き上げるための追加工事を実施する方針を発表しました。

Large 20190515 01
最高速度320km/hのE5系電車。東北新幹線の盛岡以北と北海道新幹線は現在、最高速度が260km/hに抑えられている(2011年11月、恵 知仁撮影)。

 北海道新幹線は新青森~新函館北斗間が2016年に開業。現在は新函館北斗~札幌間が2030年度末の開業に向けて工事中です。東北・北海道新幹線の東京~新函館北斗間を直通している「はやぶさ」は、最高速度320km/hの運転に対応したE5系電車とH5系電車を使用していますが、東北新幹線の盛岡以北と北海道新幹線は最高速度が260km/h(青函トンネル区間は160km/h)で、320km/hで走ることはできません。

 JR北海道によると、最高速度を引き上げるためには追加の工事が必要。新函館北斗~札幌間の約212kmのうち、トンネル区間の約170kmは約30か所の出入口に設置される緩衝工(列車のトンネル突入時に発生する騒音を抑える施設)を、いまの計画より長くします。それ以外の区間の約42kmのうち、約30kmは防音壁のかさ上げを行います。これに伴い、高架橋自体の強度も上げる工事も追加されます。これにより、所要時間はいまの計画より約5分程度、短縮されるといいます。

 320km/hでの運転に対応するための追加工事費は約120億円。JR北海道は追加工事の費用を自社で負担するとしており、2019年5月13日(月)に国土交通省に対し、その旨伝えました。

 同社は今後、320km/h化の実現に向け、北海道新幹線の建設を担当している鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と調整を行っていくとしています。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 自社で負担って結局は税金

  2. 札幌延伸開業後は新幹線はJR東日本に一切を託すべし。

  3. どの口から自社と言ったのか分からんけど?鉄路で座礁する会社も珍しいな

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス