人に代わって通訳 世界38言語に対応した音声翻訳機を導入 島原鉄道

島原鉄道が、駅やバス営業所などに多言語音声翻訳機「Easy Talk(イージートーク)」を導入しました。目的は、増加傾向にある訪日外国人へのサービス向上、今後はフェリー船内やタクシーなどにも順次導入するといいます。

高速バスやフェリー、タクシーにも

 長崎県の島原半島を中心に鉄道・バスなどを運行する島原鉄道が、2019年5月から駅やバス営業所などに、AI(人工知能)を用いた多言語音声翻訳機「Easy Talk(イージートーク)」を導入しています。

 相手の言葉が理解できなくても、ボタンを押しながら話してもらうだけで、通訳を介しているような対話ができるといいます。対応は38言語。翻訳機の導入により、職員が多言語でスムーズに案内できます。

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多言語音声翻訳機「Easy Talk」を用いた会話の様子(画像:島原鉄道)。

 島原鉄道では、島原半島にある世界遺産やジオパークなどを目当てに外国人旅行者が増えているとのこと。この状況を受け、対応強化とサービス向上のため、鉄道は島原駅(長崎県島原市)と諫早駅(同・諫早市)に、バスは島原営業所(同・島原市)と小浜バスターミナル(同・雲仙市)に、翻訳機が導入されました。今後も、以下に導入される予定です。

・鉄道:愛野駅、多比良町駅、南島原駅、鉄道車両
・バス:雲仙営業所、長崎空港行きバス、福岡行き高速バス
・フェリー:口之津港営業所、鬼池港営業所、フェリー船内

 このほか、タクシーにも順次導入される予定です。

【了】

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