愛の証、重すぎて…恋人たちが掛けていった高速SAの「南京錠だらけの柵」撤去へ

「恋人の聖地」的な場所で見られる無数の南京錠は、カップルたちの「愛の証」として残されたものですが、安全上の問題が噴出しています。ある高速道路SAでは、自ら設置した南京錠だらけの柵を撤去することになりました。

「プロポーズしちゃえよ」を盛り上げる南京錠

 地域活性化支援センターによると、南京錠の風習は日本でいえば、神社の絵馬に近いものだといいます。実際、NEXCO西日本によると琵琶湖を望む名神高速の大津SA(大津市)では、展望デッキに南京錠ではなく絵馬を掛けるツリーを設けているとのこと。こちらも「恋人の聖地」認定のSAです。

「恋人の聖地」認定活動は、少子化対策と地域活性化、観光の広域連携を目的に、地域活性化支援センターが全国から「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット」を選定しているものだといいます。新たな旅の動機を作り、カップルにとって「この場所でプロポーズしたんだよ」という思い出を作れる環境を目指し、自治体などと連携して行う企画だそうです。その環境づくりは、自治体などが主体になるとのこと。

「プロポーズの機運や、観光地としての盛り上がりを視覚的に見せる装置として、南京錠や絵馬を掛ける場所だったり、自由に書き込めるノートが設置されたりしています。一方、そうしたシンボリックなモノがなく、純粋に風景だけを楽しむというコンセプトの場所もあります。こうした“仕掛け”は様々で、同じ場所で時とともに変化していくこともあるでしょう」(地域活性化支援センター)

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「恋人たちの聖地」モニュメントが置かれた伊予灘SA。後ろの「ハートロックフェンス」に無数の南京錠が掛かっている(画像:写真AC)。

 伊予灘SAのハートロックフェンスに掛けられた南京錠は取り外され、返却を希望する人のためにNEXCO西日本の愛媛高速道路事務所(松山市)で1年間保管されるそうです。1年後に返却の申し出がなかったものが、別のオブジェなどに再生され、伊予灘SAに設置されるといいます。

【了】

【写真】こっちの方が日本的? 大津SAの「絵馬掛けツリー」

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