小田急多摩線の延伸構想が加速、まず相模原へ リニア新幹線開業も影響する?

多摩ニュータウンのアクセス鉄道である小田急多摩線について、延伸構想の検討が進んでいます。現在の終点・唐木田駅から相模原駅を経て上溝駅までが検討の対象区間ですが、延伸は採算性やリニア中央新幹線がカギになりそうです。

「唐木田~相模原間」で検討へ

 これは都市鉄道利便増進事業適用の目安とされる「30年」を満たさないどころか、新線整備の可否を判断する目安の「40年」も上回る数字で、課題である採算性がクリアできない、つまり事業化は困難であることが明らかになりました。

 そこで、唐木田~上溝間の一括開業ではなく、唐木田~相模原間(約5.8km)を先行して開通する「段階的整備案」もあわせて検討され、概算建設費870億円、輸送人員同5.3万人で整備効果1.3、収支採算性26年となり、こちらのケースでは条件を満たすことが確認されました。

 報告を受け、2019年4月の市長選挙で初当選を果たしたばかりの本村賢太郎相模原市長は、唐木田~相模原間の先行整備を軸に検討を進めたいと表明しました。これは事実上、相模原~上溝間の整備断念を意味していると言えるでしょう。

 多摩線延伸構想が加速した背景には、2014(平成26)年、JR相模原駅の北側に位置する在日アメリカ軍の補給施設「相模総合補給廠」の一部が返還され、駅と線路の導入区間が確保されるとともに、跡地の再開発計画が具体化したことが挙げられます。

 相模原市は跡地にMeeting(企業等の会議)、Incentive Travel(企業等の研修旅行)、Convention(国際機関・団体、学会等が行う国際会議)、Exhibition/Event(展示会・見本市、イベント)用途など「MICE」需要を見込んだコンベンション施設を整備し、あわせて市役所や市民会館、産業会館などの交流機能を全面移転する計画を検討しています。再開発計画は多摩線延伸を前提として進められており、多摩線延伸の需要予測も再開発計画の順調な進展が前提であることから、実現性を優先した形です。

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コメント

5件のコメント

  1. いっそのこと、JR横浜線と相互直通して八王子まで運転したら?

    リニアの恩恵は受けられるけど、同時に京王や中央線ともろに競合するけどね。

    • JRと軌間が一緒で乗り入れ実績もあるところが京王には出来ないメリットなんで直通運転はしてほしいですね。

      ゆくゆくはロマンスカーが元同僚と大月あたりで肩を並べたりして。

  2. 相模大野~原当麻のBRT計画をLRTで相模大野~相模原または橋本に変更した方が相模原市の発展に繋がると思います。

    • 賛同

  3. この話、小田急は株主総会で「線路を作ってくれれば考えます(赤字は引き受けないよ)」と言ってます。

    それもコロナ前の話で、今では旅客収益が激減してしまい、多摩線の延伸は地元政治家のパフォーマンスでしかありません。

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