飛行機の「納車式」 JAL新型機エアバスA350-900、翼を大きく振って日本へ!

JALが新たに導入するエアバスA350-900型機が、その最終組立工場のあるフランス・トゥールーズで引き渡されました。合わせて「飛行機の納車式」が行われたほか、旅客機が大きく翼を振るという珍しい光景も見られています。

日本へ向かう前に… デビューは9月

さまざまな演出のあと、ダイナミックに翼を振って日本へ向かうJALのA350-900型機(57秒)。

 エアバスの最新鋭機旅客機である「A350 XWB」が2019年6月13日(木)、最終組立工場があるフランス・トゥールーズのデリバリーセンターで、JAL(日本航空)へ引き渡されました(このたびJALへ引き渡されたのは、A350 XWBシリーズのひとつであるA350-900型機)。

 引き渡しにあたって、現地ではセレモニーを開催。ピアノの生演奏、製造風景の映像放映、ダンスの披露、JALの植木義晴会長らによるあいさつなどが行われたのち、ステージの背後にあったスクリーンがとりはらわれ、目の前に引き渡されたばかりの、真新しいJAL エアバスA350-900型機が現れました。

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フランス・トゥールーズにあるエアバスのデリバリーセンターで出発を待つ、JALのA350-900型機。
「赤」と「白」に包まれた引き渡しセレモニー。
スクリーンがとられ、現れたJALのA350-900型機。

 同機(機番:JA01XJ)はこののち、トゥールーズを離陸。羽田空港へ向かって飛び立ちましたが、再び滑走路上空へ出現。主翼を大きく上下に振って“あいさつ”をしてから(、進路を東へ向けています。

 エアバスA350 XWBシリーズの導入は、日本の航空会社でJALが初。全席にモニターを備えるといった快適性も特徴で、2019年9月1日(日)、羽田~福岡線でA350-900型機がデビューする予定です。

【了】

※誤字を修正しました(6月30日22時40分)。

【写真】JALの搭乗口のようだったエアバスのデリバリーセンター

Writer: 恵 知仁(乗りものライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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3件のコメント

  1. 誤植 「WXB」シリーズとなってます。

    • ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。

  2. 修正するときは、全文見直さないと。社会人の基本。

    主翼を大きく上下に振って“あいさつ”をしてから (、 進路を東へ向けています。