転がるロケット飛ぶ猫バス 英国人のマジメなおバカ「RB ソープボックスレース」を観た

「レッドブル ソーブボックス(ボックスカート)レース」は、大人が本気で取り組むおバカなレースイベントです。今秋の日本開催に先立ち、ロンドン郊外での大会を取材、英国紳士淑女によるマジメな「おバカ」を観てきました。

スピードだけが華じゃない、センス爆発!

 今回、筆者(稲葉義泰:軍事ライター)が取材したアレクサンドラ・パレスでのレースは、4つのジャンプ台を含むさまざまな障害物が設置された全長およそ450mのコースを、一般公募により参加した59チームのカートが1台ずつ疾走していきました。その様子は、実際のカーレースに勝るとも劣らない迫力で、観客の目の前をカートが駆け抜け、ジャンプ台で華麗なジャンプを披露するたびに、2万人がひしめく観客スペースからは拍手喝采が巻き起こりました。

Large 20190721 01
参加チームの中で最速級のスピードを記録した「2 Fast 2B Furious」のカート。モチーフはトヨタ「スープラ」とのこと(稲葉義泰撮影)。

「ソープボックスレース」は、カートとクルーがたたき出したタイムのみで勝敗を決するわけではありません。このレースでは、クリエイティビティ(創造力)、パフォーマンス、レースタイムという3つの基準から採点が行われます。つまり優勝を目指すなら、まずユニークなデザインのカートを用意し、次にスタート地点で奇抜なコスチュームに身を包んでパフォーマンスを披露し、その後ゴールを目指してコースを素早く駆け抜けなければなりません。

Large 20190721 02 Large 20190721 03 Large 20190721 04
     
レトロな2階建てバスの審査員席。パフォーマンスを10点満点で採点(稲葉義泰撮影)。
英空軍曲技飛行チームの機体も疾走(画像:Mark Roe / Red Bull Content Pool)。
レトロゲーム筐体もカートに(画像:Leo Francis/Red Bull Content Pool)。

 ただし、これらカートやコスチュームについては何でもアリというわけではなく、当然、一定のルールが定められています。まずカートについては、動力装置の搭載禁止以外に、車体の幅が最大1.5m、高さが2m以下、長さが4m以下であること、そして重量が80kg以下であることなどが定められています。一方で、コスチュームについてはカート内に引っかかったり、ドライバーの視線を遮ったりしないようなデザインであることが求められています。こうしたルールのなかで、各チームは大観衆を前にして最高のショータイムを繰り広げるわけです。

【写真】ネコバス(?)も飛んだレースの模様いろいろ

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  4. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス