転がるロケット飛ぶ猫バス 英国人のマジメなおバカ「RB ソープボックスレース」を観た
転がるサターンロケットは分離まで再現!
動物やオールドゲーム機、アクロバットチームの飛行機など、さまざまな趣向を凝らしたカートのなかで目を惹いたのは、チーム「Apollo50」の巨大ロケット型カートです。スタートと同時に実際のロケット同様、3段に分離するという仕掛け付きで会場を沸かせていました。なおチーム名にあるように、今年は1969(昭和44)年にアポロ11号が人類史上初の月面着陸という偉業を成し遂げてから、ちょうど50年目の節目にあたります。
優勝の栄冠はゾンビと戦う世界をモチーフとしたチーム「GAS GAS GAS」に輝きましたが、どのチームも素晴らしいパフォーマンスと爽快な走りを見せてくれました。この大会の魅力は、その迫力もさることながら、ソープボックスレースの由来が「子どもたちが木製の石鹸箱(ソープボックス)でカートを作って遊んでいたこと(諸説有り)」のとおり、大人たちが「まじめに遊ぶ(ふざける)」ことにより生まれる心からの笑いであると、筆者は感じました。
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この「レッドブル ソープボックスレース」、日本では「ボックスカートレース」と称し、2009(平成21)年にお台場で開催された第1回大会を含めこれまで3回実施されてきました。そして第4回目となる「レッドブル ボックスカートレースTOKYO2019」が、東京都と神奈川県にまたがる大型レジャー施設、よみうりランドの特設会場にて、2019年10月6日(日)に開催されます。レースへの参加エントリーはすでに締め切られていますが、当日は入場無料にて観戦できます。
【了】
Writer: 稲葉義泰(軍事ライター)
軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。
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