東北道上り埼玉「新・蓮田SA」誕生! 「新しいSAの形」実現&NEXCO東最大級 駐車場3倍
東北道 蓮田SA(上り線)が移転オープン。駐車場は約3倍、商業施設の規模は約2倍になり、一般道側にも広い駐車場を用意。市場などの新機軸が展開されるほか、防災拠点になるなど、「道路休憩施設」にとどまらない新しい形のSAです。
慢性的に混雑していた「最も東京寄りのSA」
NEXCO東日本が建設を進めていた東北道 蓮田SA上り線の新エリア(埼玉県蓮田市)が、2019年7月29日(月)13時にオープンします。従来の蓮田SA上り線エリアが2.5kmほど東京寄りに移転し、NEXCO東日本最大級という施設に生まれ変わった形です。
その前日である28日(日)、報道向けの内覧会が実施されました。
新・蓮田SA上り線の特徴としてまず挙げられるのは、その「広さ」。敷地面積およそ8万平方メートル、東京ドーム約2個分というNEXCO東日本でも最大級のSAで、駐車スペースは従来の約3倍、商業施設の規模は約2倍にもなっています。
駐車スペースについて、小型車用は139台から352台へ、大型車用は31台から127台へ、身障者用は3台から7台へ大きく増えたほか、トレーラー用5台、バス用8台のスペースが新たに設けられました。大型車用の数は、東名高速の海老名SA(下り線98台、上り線89台)を超えています。
埼玉県蓮田市によると、蓮田SA上り線は東北道から都内へ入る前の最後のSAであるため利用者が多く、慢性的な混雑が課題となっていたそうです。
なかでも大型車用の駐車スペースは、近年におけるインターネット通販市場の拡大や、長距離ドライバーの休憩時間確保が求められるなか、全国的に不足が顕在化していました。NEXCO東日本は今回、管内でも最大級となる大型車駐車マスを整備することで、混雑の解消を図るとしています。
ちなみに新・蓮田SAでは、トイレの数も大幅に増加。男性用は約2.6倍、女性用は約3.6倍になり、トイレ混雑の緩和も期待されます。
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