クルマの車間距離「時間」で決めるほうが適切? 広がる「車間時間」の概念 目安は2秒

車間距離の目安として、よく「100km/hなら100m」の間隔が必要といわれますが、これを見直す動きがあります。世界では、「距離」ではなく「時間」で間隔を測る概念が広く浸透しているようです。

「100km/hなら100m」 そんなに空けたらむしろ…

 車間距離のひとつの目安として、よく「100km/hなら約100m必要」などといわれますが、このように速度(km/h)と同じ数字の車間距離(m)を確保する方法を見直す動きがあります。

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混雑した道路では車間距離がつまりがち。写真はイメージ(2018年3月、乗りものニュース編集部撮影)。

 高速道路と自動車交通に関する調査研究を行う公益財団法人 高速道路調査会(東京都港区)が2017年9月にまとめた報告書によると、100km/h走行時に100mの車間距離を空けるといったことは、「逆に割り込みによる安全性や快適性が阻害され、混雑した状況では守られていないのが実状」だそうです。そのうえで、不十分な車間距離は追突事故や渋滞の要因になるものの、交通実態に合わない車間距離の確保を促すことは、交通規則全般に対する信頼や順法意識を損なうことにもなりかねないと指摘しています。

 そこでこの報告書では、目測による車間距離ではなく、時間をカウントする「車間時間」で適正な間隔を捉える方法が推奨されています。前を走るクルマが、標識柱など道路上の任意の目印を通過した時点から、自分のクルマがその目印を通過するまでの時間を測るというものです。

 推奨される車間時間は、混雑時には約2秒、混雑していなければ2秒以上、減速に時間がかかる大型車などは3秒以上が目安だといいます。ただし2.5秒を上回ると、割り込みされやすくなるそうです。また、高齢者や初心者、あるいはABS(アンチロックブレーキシステム。急ブレーキ時などにタイヤがロックするのを防ぐ装置)が装備されていないクルマは、反応時間の遅れや原則時間が大きくなる懸念があり注意が必要だとしています。

【画像】「車間時間2秒」を数える方法

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コメント

1件のコメント

  1. 2秒で50mというと正確には90km/hですね