初便に搭乗! JAL最新機エアバスA350-900の「快適」客室を揚げ餅と菓子パンの袋で検証
ボーイング777でも上空検証! 違いが生じる理由とは
比較するのは従来機材のボーイング777-200型機。福岡発、羽田行きのJL322便です。ちなみに国内線用ボーイング777型機は順次機材更新を迎え、A350-900型機をはじめとしたA350 XWBシリーズに置き換えられます。
ボーイング777型機でも同じように、水平飛行に入った状態で確認しました。揚げ餅の袋はシワがなくなり、パンパンになっています。菓子パンの袋も、A350-900型機のときと比べると膨らみが「高く」なっている状態でした。
袋の膨らみの差、なぜ生じる?
袋の膨らみの差はなぜ生じるのでしょうか。おもな理由は飛行機の胴体の素材が変わったからです。エアバスA350-900型機は、胴体のメイン素材(全体の50%以上)に炭素繊維複合材(カーボン素材)を採用。これまでのメイン素材だったアルミニウム合金より剛性が上がりました。JALが導入している機材ではボーイング787型機に次ぐ、カーボン素材メインの機体です。
エアバスによると、A350-900型機の機内与圧は約1800m(6000フィート)相当。これまでより高さ約600m分機内の圧力を上げ、地上に近づけることができるとしています。
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