秋田新幹線「E6系」どんな車両? 真っ赤な2代目「こまち」、ふたつの「日本一」

「真っ赤な顔」が印象的なE6系電車は、E3系に続く秋田新幹線「こまち」の2代目車両。最高速度はE5系「はやぶさ」と並び日本一。新幹線車両としては短い7両編成ですが、一部の区間では日本一の「長さ」になります。

秋田のイメージでデザイン

 在来線の線路を改造して、標準的な規格の新幹線(フル規格)から直通できるようにした「ミニ新幹線」の秋田新幹線。この2代目車両として2013(平成25)年にデビューしたのが、E6系電車です。先にデビューしたE5系と同じ、高速化プロジェクトの一環で開発された車両。東北・秋田新幹線の東京~秋田間を直通する「こまち」で使われています。

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秋田新幹線「こまち」で使われているE6系(画像:写真AC)。

 近年開発されたほかの新幹線車両と同様、先頭車は独特な形をしています。ノーズ(先端から後方へ車体が大きくなっていく部分)は長く、騒音対策として「アローライン」という複雑な形状を採用。それだけではありません。ノーズと屋根が真っ赤に塗られているため、複雑な形状をさらにインパクトのあるものにしています。

 この赤は、秋田県の男鹿半島で行われている伝統的な行事「なまはげ」で家々をまわる、鬼のようないでたちをした神の使い(赤い面のジジナマハゲ)や、秋田市内の夏祭り「竿灯(かんとう)」などをイメージしたものといいます。なお、東北新幹線ではフル規格に対応したほかの車両と連結して走るため、ほかの車両を連結したり切り離したりできる装置を東京寄りの先頭車に搭載しています。

 車内はE3系と同じ4列席ですが、秋田をイメージしたデザインに。普通車の座席は稲穂をイメージし、通路は田んぼのなかのあぜ道に見立てています。グリーン車も秋田の伝統工芸品をモチーフにしたデザインで、秋田特産の漆器で使われている色などを使って装飾されました。

 しかし、モーターやモーターを制御する装置、ブレーキなどのシステムは、E6系より先にデビューしたE5系と同じタイプ。フル規格の新幹線を走るときの性能もE5系と大きくは変わりません。営業最高速度もE5系と同じで、東北新幹線を走るときは日本最速の320km/h。E3系に比べ45km/hも速くなりました。コンセントや防犯カメラの設置など、ほかにもE5系と共通した設備があります。

【写真】合体!「はやぶさ」と「こまち」

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