エアバスA350型機の「タヌキ顔」何のため? 窓まわりを黒くする理由とは

ジャンボにも存在 かつて多かった「目のクマ」塗装

 かつてコクピットの窓下に、「目のクマ」のような黒塗りをしている飛行機が多く見られました。

 たとえば日本製のターボプロップ機YS-11型機や、「ジャンボジェット」ことボーイング747クラシックなどは「目のクマ」塗装が見られた代表的な機種です。

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JAL格納庫にあるDC-8型機の機首部分。コックピットの下に「クマ」がある(2019年6月、乗りものニュース編集部撮影)。

 JALではダグラス(現ボーイング)DC-8シリーズのほか、旧JAS(日本エアシステム。JALと合併)のDC-9-81型機などで、ANA(全日空)でも「トライスター」ことロッキードL1011型機などで「目のクマ」塗装が採用されていました。

 これは「アンチグレア」と呼ばれるもので、エアバスA350-900型機と同様に、まぶしさを軽減するものです。

 現在の日本の航空会社では、あまり馴染みのなくなったこの塗装。海外の航空会社では、中国国際航空のボーイング737-800型機などでアンチグレア塗装がみられます。

【了】

【写真】懐かしい! ジャンボジェットの「目のクマ」塗装

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コメント

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4件のコメント

  1. 旧国鉄581/583系も運転席窓前方を青塗りしてるね。

  2. 「黒く塗ることで、そこで光が反射し、〜」黒かったら反射しません。〜、光の反射を防ぎ、〜 では?

  3. アニメの見過ぎでは?
    実物の狸を見たことはありますか?

  4. 科学のことはよくわかりませんが、勘違いじゃなければ黒は光を吸収するから黒く見えるのではないでしょうか。
    だから眩しくないのでは?
    確かにサングラスの場合は反射することで目に入ってくる光を減らす効果がありますが。