過酷な潜水艦生活 女性起用がなかったのも仕方がない? 「トイレ逆流で自沈」処分も

食事は軍隊内で一番豪華! だけど…

 潜水艦での食事は、万国共通に軍隊内で一番豪華といわれています。なぜかといえば、「せめてご飯だけでもちゃんとしたものを食べさせなきゃ」という精いっぱいの配慮からです。

 プライベート空間は皆無、そのなかでハードワークをこなす乗組員のストレスはかなりのもの。仮に休憩中でもほかの艦船とは違い、ほとんど艦上体育もできないため、読書くらいしかすることがありません。ちなみに旧日本海軍の潜水艦では、潜航中は酸素の消費も抑えるために、基本的に寝ることくらしかできなかったそう。こうなると、食べることくらいでしかストレス解消できないという訳です。

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旧日本海軍の潜水艦伊58と伊53。太平洋戦争終結後の1945年10月に呉で撮影されたもの(画像:アメリカ海軍)。

物を落とすだけで命取りに

 潜水艦に一番求められているものは、見つかることなく敵の領域に入りこむ隠密性です。見つかった時点で終わりです。潜水艦を探そうとする相手は、海中ではレーダーがきかないので、ソナーという音響を頼りに探索します。

 敵地で、普段の海中とは違う音を少しでも立ててしまった場合、海水を伝わった音を拾われ、艦が発見される危険性はかなり上がります。現在は無反響タイルの採用などで隠密性はさらに高まっていますが、それでも潜水艦の乗組員は生活音などの物音を立てないように徹底されています。物を落としただけでも注意されるほどです。

【写真】狭い! それでも昔よりマシ? 潜水艦「あきしお」の寝室

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コメント

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5件のコメント

  1. 海上自衛隊における潜水艦への女性自衛官の起用は、ほかの艦艇に比べ10年以上遅れています。

    何でもかんでも女を起用する必要はない。
    特に、女は男とは違い、ほぼ4週間周期で体調が変わる。
    そうした特性を無視して起用するのは問題だろ。
    戦争に生理休暇はないからな。

  2. タイトルに違和感。女性起用と自沈処分はあんまり関係ないですよね。

  3. 仮設ドア付ける時点で無理とわかったはず。SASのように男女一緒にシャワー浴びれるならいいと思う。

  4. 「ホット・ベッド」じゃなくて「ホット・バンク」では。少なくとも米軍はそう呼ぶようです。ちなみにバンクとは、船舶の寝棚のことです。

  5. 食事が一番豪華なわけねーだろ。すぐに生鮮食品なくなるってのに。戦闘航空団が圧倒的一番。戦闘機パイロット様様