「電車(ロマンスカー)運転士」の仕事を聞く なり方 勤務内容は? 2階運転席のよさ

休憩時間はダイヤを眺めて運転をシミュレート

――日常の乗務について教えてください。

 運転士は「仕業表」という、駅名と停車時間などが書かれたカードを元に、1日の作業ダイヤに沿って乗務しています。たとえば私は昨日、12時55分に相模大野を出発する各駅停車の片瀬江ノ島行きから乗務が始まっていますね。途中で2時間くらい休憩があるのでそこで食事をし、快速急行の新宿~小田原間や各駅停車の箱根湯本行きを2回、担当するなどして、相模大野へ23時08分に到着し、その日の乗務は終了です。

 そして仮眠後、車両の出発前点検をして5時17分発の各駅停車片瀬江ノ島行きに乗り、この日は10時23分まで乗務しました。日によって多少前後はあります。ロマンスカーの車両だけを乗務しているわけではありません。

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運転士の乗務スケジュールをグラフィカルに表した「仕業表」(2019年10月24日、乗りものニュース編集部撮影)。

――休憩時間は、どのようにすごしているのでしょう?

 食事や休息を取るほか、次の乗務がロマンスカー担当の時は、私はダイヤ(列車運行図表)を見ながら「今日はこうやって走ってみようかな」とシミュレーションしています。電車は定刻通りに運行できればよいのですが、お客様がより快適に感じられるよう工夫した運転の仕方があるのではないかと考えています。たとえば、線路の起伏やカーブなどにあわせて「直線区間では速めに走り、その分、カーブ区間ではゆっくりめに走って、乗り心地の良い運転でお客様に景色を楽しんでいただこう」などと、自分なりに工夫して運転しています。これがうまくいったときは、最高に気持ちがいいですね。

【写真】小田急の運転士が愛用する懐中時計

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