前走車に自動追従の「ACC」高速道路でうまく使うコツ 渋滞時は「車間距離設定」要注意

渋滞時は車間設定「短め」にしないと…

 また車間距離のばらつき(詰めすぎ、空けすぎ)も、急ブレーキなどを誘発し、渋滞の悪化に結びつきやすいといいます。特に長い渋滞では漫然とした運転になり、前のクルマへの追従も遅れがちになるところ、ACCの使用でそれを抑えられるそうです。

 ただし、渋滞時に車間距離の設定が「長め(L)」や「普通(M)」だと追従が遅れ気味になり、「短め(S)」モードで速やかに追従することが有効だといいます。

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車間を詰めすぎていても、空けすぎていても、渋滞悪化の要因になる(画像:国総研)。

 国総研の実験では、ACCの車間距離設定は「普通(M)」モードが最も走りやすいとするドライバーが6割で、「短め(S)」モードは2割だったとのこと。ただ空いているときはよいものの、渋滞時は「普通(M)」だと車間が長くなりすぎ、かえって自車を先頭に車列ができてしまうなど、渋滞を助長する可能性もあるそうです。

【了】

設定次第でこんなに変わる「ACC」車間距離

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コメント

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3件のコメント

  1. 一番下手くそな年寄りが使いやすくしないと意味がない
    年寄りには難しいだろ

  2. ACCを付けた車が増えることで、「サグ渋滞」が激減する
    サグ渋滞は高速道路の渋滞の70%を占める程
    しかも、ドライバーの負担が軽くなればより遠くへ走れる
    新幹線移動から「個室」のマイカー移動へシフトが今後は進むね

  3. >自車を先頭に車列ができてしまう

    それ自体は渋滞の原因ではないでしょう、コンスタントに前進できているのですから。
    問題は車間を詰めようとするあまりブレーキとアクセルオンを頻繁に繰り返す運転者でしょう、後続車にも同じ操作を強いることになりその連鎖が渋滞を引き起こしますから。