自衛隊の「航空ヘルメット」とは?戦闘機とヘリでも違い鉄帽やバイク用とも大きく違う

防音性がとても大事な理由

 3つめの共通点「聴覚保護」という点については、たとえば実際にヘリコプターに乗ってみると、やはり騒音の激しい機内であり、こと連絡通話時にはその必要性を実感するそうです。

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陸上自衛隊で使用されている航空ヘルメットFHG-1-2を着用する隊員(清水 薫撮影)。

 航空機が搭載するエンジンの騒音は、機外で聞いているよりもうるさく感じ、なおかつ、その騒音が飛行時間中ずっと聞こえているのです。これによって聴力へ異常をきたすという深刻なケースも見られ、機外で飛行支援をする整備員であっても、そうした異常を訴える隊員もいるとのことです。ヘルメットに防音性能は欠かせません。

 このように「航空ヘルメット」は、操縦士等の聴覚と頭部を保護し、機内における連絡通信を確保するためにも、必須の航空装備であるといえるのです。

【了】

【写真】足元も透けて見えるF-35のヘルメット

Writer: 清水 薫(軍事ライター)

自衛隊、ミリタリー好きが高じてライターに。フィールドは陸海空を問わない。ハムカツとチヌークをこよなく愛し、自宅パソコンの周辺には両者の各種グッズが山積している。猫が好きだが猫アレルギー。

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