湘南モノレール なぜ「ジェットコースター」と呼ばれるか? 実際に乗り身をもって知る
家の2、3階ほどの高さからさらに上へ
いよいよお待ちかねのジェットコースター体験です。列車は大船駅を発車後、すぐさま加速。期待が高まります。右手にJR大船駅、遠くに大船観音を眺めながら空中浮遊の始まりに喜んでいると、右へ左へとカーブを続け、眼下の道路に沿って走ります。周囲の家屋の2階、または3階部分ほどの高さです。
富士見町駅を発車後は、しばらく直線が続きますが、その先のカーブですかさず上昇。家々の屋根をはるか見下ろす位置にまで上り詰めていました。
続いて到着したのは、富士山がくっきり見える湘南町屋駅。サラリーマン風の人たちが続々と降りていき、なかには「あっ、お疲れ様です!」と見知った顔に挨拶している人も。彼らは駅西側にある三菱電機鎌倉製作所の方々なのでしょう。
湘南モノレールが全線開業したのは1971(昭和46)年のこと。背景には当時、大船と江の島を結ぶ京急所有の自動車専用有料道路「京浜急行線」(現在は市道)が伸びており、その上の空間を利用できたこと、三菱電機の事業所への通勤需要が見込めたことなどがあります。
いよいよジェットコースターが本領を発揮します。高度を上げるだけ上げたモノレールは、湘南町屋駅を発車すると一気に下りへと転じます。最前部から外を見ていると、まるでグググと地面に突っ込んでいくような印象で、冷や汗をかく場面です。
次の湘南深沢駅を発車すると再び上り勾配になり、まるで登山列車に乗っているような気分になります。しかし天空へいざなわれる雰囲気も長くは続きません。標高およそ50mで再びの下り、そして湘南モノレールの最高速度75km/hで全長450mの鎌倉山隧道に突入していくのです。先ほどまで上り勾配だったこと、さらに真っ暗なトンネルであることから、75km/hよりも速度があるように感じられ、ゾクゾクした気持ちになりました。
このライターさんの記事は毎回思うのですが当たり前過ぎて乗りものニュースに載せる記事ではないと思います。日経なんとかとか、Yahoo!何とかを主戦場にされたほうが良いと思いました。